こんにちは。寒暖差の激しい期間を越え、だいぶ気温も高く暑く感じるようになってきました。梅雨入りもまもなくですので、ジメジメ、蒸し蒸しとし始めます。そうすると、わんちゃん達はトリミングに行って、さっぱりと被毛をカットすると思います。今回は、トリマーよりトリミング時のリボンやその注意点について、お話します。

リボンは2~3日で外しましょう

トリミングに行くと、サロンによってはサービスで、耳にリボンを付けてもらえることがあると思います。それをいつまで付けていますか。
明確にいつまで、とは決まっていないのですが、すぐに取ったほうが良い場合も少なくありません。
綺麗にカットされ、最後にリボンで飾られて可愛い姿になった愛犬を写真に収めておきたいですし、そんな姿をずっと残しておきたいと思われると思います。
しかし、わんちゃんの中には、リボンを気にして耳をずっと引っ掻いてしまった結果、外耳炎になってしまう子や、誤って眼を引っ掻いてしまい傷になったり、毛がもつれて毛玉になってしまいます。
そのため2~3日中には取り外してください。外したらコームやスリッカーで梳かして、毛玉ができないようにしましょう。
次回のトリミングに来た時まで、前回のリボンをずっと付けたままの子も多くいて、大変なことになっている子も少なくないです。リボンごと毛玉になり、カットするしかないこともあります。

健康管理や維持が本来の目的

トリミングは毛をカットすることを指しますので、グルーミング(お手入れ)の一項目にあたります。グルーミングの本来の目的は、ブラッシングによる血行促進やノミダニなどの寄生虫が付いていないか、など健康管理や維持になります。清潔を保ち、本来の美しさを発揮させることにもなります。
最後の仕上げに付けるリボンも、わんちゃんの可愛さを引き出す要素の一つにはなりますが、健康管理などの本来の目的から外れない範囲で楽しんでいただきたいと思います。もし愛犬がリボンを好きでないのであれば、「うちの子はリボンを付けないでください」とトリマーさんに予め伝えましょう。

最後に、わんちゃんが引っ掻いて自分で外してしまった場合は、誤飲を防ぐためにもしっかり片付けましょう。

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