大型連休中に車でペットとドライブ、旅行、帰省される方も多いでしょう。ペットが車酔いにならないように、車好きになってもらうように、環境づくりをしてあげてください。車やケージには、慣れているおもちゃや大好きなおやつを入れて、楽しい雰囲気づくりをしましょう!  
「食事は乗車30分~1時間前に済ませましょう」
大人も子供達も同様ですが、お腹いっぱいで車の後部座席に座ると、揺れにより気分が悪くなります。出発前に余裕をもって食事を済ませ、SAやお店で休憩する時は食事後30分ほど経ってからドライブに戻りましょう。車中でのおやつも楽しみのひとつですが、ペットが同乗している時は我慢して!ニオイに敏感なので飲食は控えましょう。吐いてしまってもペットを叱らないで!消毒用アルコールなど準備しましょう。

「熱中症にくれぐれもご注意」
車の中は乾燥し、ペットも緊張状態が続いて喉が渇くので、水分は適度に与えましょう。水とスポーツドリンクを何本か常備し、1本ずつ冷凍しておくと保冷剤代わりにもなりますね!体が熱く、元気のない様子は熱中症かもしれません。水とスポーツドリンクを1対1で割った飲み物を与えて保水し保冷剤で体を冷やしながら、すぐに近くの病院へ行きましょう。乳幼児用イオン水はそのまま与えることができて大変便利です。犬や猫は体が小さいので嘔吐や下痢でも大量の体液を喪失するため急激に脱水します。軽度であればスポーツドリンクを補助的に飲ませて経過をみましょう。症状が続くようであれば、必ず動物病院に相談しましょう。

 「最初は5~10分のドライブから」
少しずつ距離を伸ばして車に慣れさせましょう。長距離ドライブの場合は、多めに1~2時間に1度は休憩をとり、新鮮な空気に触れることで、ペットも運転手も皆気分よく過ごせますね!目的地に着いたらおやつを与えたり、散歩をさせたりと、犬にとっての「楽しいこと」を用意しておくと「車に乗る=いいことがある」と思うようになります!

「普段使いのおもちゃ、食器など必需品」
旅行だからと新しいものを用意すると、混乱させてしまう場合があるので注意!普段使っているタオルケットや毛布、いつも遊んでいるおもちゃなどを傍に置くなど、犬にとって「安心が出来る場所」を確保してあげましょう。食器やフードも普段のものを旅行日数分準備して出かけてくださいね。

「車中のニオイに気をつけて」
ニオイに敏感なので、車の中の排気ガスのニオイ、食べ物のニオイ、芳香剤の匂いなどで車酔いをしてしまう場合もあります。車の中は芳香剤などを置かず、車の中のニオイに気を配りましょう。

「走行中はケージやキャリーバッグが指定席」
揺れや振動の影響を受けにくくする為に、車に乗っている間はキャリーバッグやクレートに入るように訓練しておくことも必要です。万が一の事故の時も、クレートやキャリーバッグが犬を守ってくれます。中にお気に入りのおもちゃを入れて楽しい雰囲気づくりをしましょう。

「停車したらまず車内でリードを」
急にペットが飛び出してしまう場合がありますので、車のドアを開ける前に必ずリードをつけておきましょう。ペットを車内に置き去りにすると、夏場は熱中症、冬場でも脱水症になる危険がありますので避けましょう。車内で待たせる場合は必ず誰かが付き添ってあげましょうね。

「万が一に備えて」
はぐれた時にすぐ連絡してもらえるよう、迷子札に携帯電話の番号を書いておきましょう。急な体調変化を相談できるよう、かかりつけの病院の連絡先を控えておきましょう。目的地や通過地点の24時間診察OKまたは休日対応のどうぶつ病院なども調べておくとより安心です。

一緒だと楽しいよね♪ 安全快適にお出かけしよう!