夏~秋 獣医師からの健康注意点

夏本番の暑さはピークを過ぎましたが、まだまだ夏の暑さを引きずっているので、皮膚病(湿疹)になる、吐く、または下痢をする、という患者さんが多くなる季節です。
「痰湿」(たんしつ/胃腸の機能が上手く働かず、水分代謝が滞り、体内に余分な水分が溜まった状態) 傾向になる時期でもあります。

重たい水分が体の下の方に貯まる。それが熱に変わる。その熱を排泄しようと、下痢して出すか、余った消化液を吐出してしまう。または熱を外に出そうと、皮膚に症状が現れる。消化器官と皮膚の状態はつながりが深いので、下痢や便秘だと皮膚や毛髪の状態も悪くなることからも皮膚炎が多いです。
熱による下痢や軟便では、湿疹が多いですし、便秘だとクマやくすみ、艶が減ってきます。

この季節は、竜巻とか台風とか多いですね。高齢で心臓が悪い患者さんは悪化します。
また、テンカンなどの神経疾患があると、悪化(頻発)します。気圧の変化の関係と言われています。この時期には、このような症状が出て、なかなか治らないことを飼い主さんがご理解いただいて、症状が出ても焦らない、意外と長引くこともあることを理解してほしいと思います。
人間なら、湿が貯まるから、湿を取るご飯やお茶を飲もうとか思いますが、犬ではゴーヤを食べるとかハトムギ茶や麦茶を飲むとか無理ですね。乾燥のドライフードを長時間置いておくと腐るので定期的に取り替えましょう。新鮮なお水と食べ物で体内から元気になりましょう。
テンカンの発作が出るならば、この時期だけでもお薬を服用してみるなど、ワンちゃんネコちゃんに合った対処法を動物病院で相談してください。または、発作が出ても「気圧のせいかも」と考え、あせらず様子をみて冷静に対処することも大事です。大きな声で名前を呼んだり、抱きしめたりすると刺激となり、再びテンカンを引き起こす要因にもなりますので、症状が落ち着くまで見守ってください。
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ペットの健康注意点