午前の4級に引続き、第5回ペット災害危機管理士®通学認定講座3級を開講しました。過半数の方が、午前から続いて受講いただき、一気に4級「準備」と3級「避難」の修得にチャレンジ!3級では、4級で学んだことに加え、より実践的な避難行動について学びます。

災害は、残念ながら発生してしまった場合、被害が出ることを完璧に防ぐことは出来ません。
ただし、被害を軽くすることは出来ます。
そのためには被害想定について学び、被害想定のシミュレーションを重ね、対策を講じれば、想定よりも被害を軽減できるのです。

その練習として、架空の地図上に「自宅」を設定し、周囲の地形や建築物などから被害想定をシミュレーションしてみます。
講座の模様自宅のそばに線路があったら?
川向こうの避難場所に行く為の橋はどうなる?
家具の配置や寝室の位置は大丈夫?
などなど。考えられること全てに対して何か出来る事はないか?考え方を学び、本当の自宅周辺の地図を使って家でやってみましょう。

 

講座の模様講座の模様避難場所スペース体験。
現状では一人2㎡が基本となります。2㎡では、身体を伸ばして寝て、寝返りが打てるギリギリの範囲。
講座会場はカーペット敷きですが、実際には固い体育館の床が予想されます。
状況によっては割り振られるスペースがさらに狭まることもあり、見知らぬ方と隣り合ったり・・・避難生活のストレスは想像以上のことでしょう。それでも避難生活を余儀なくされた場合に、少しでも健全に過ごすために、現状を知っておきましょう 。

講座の模様講座の模様講座の模様講座の模様

避難所開設アクション。
避難所が設置された時に最も重要視・優先される項目は何か?ペット同行避難をした場合、世話所はどうなるか?ペットを愛する受講生の目線で、まずは考えてもらい発表。
ただ、残念ながら避難所では、ペットについては重要視されないのが現状です。その現状を知り、最寄の避難所で置き換えて考え、避難生活に備えて下さい。4級で学んだ周囲との情報共有を活かし、ペットと避難生活を少しでも上手に過ごせるよう協力(共助)して下さい。
2級以上では自治体と連携する「公助」を修得します。働きかけ次第では、最寄の避難所での避難ペットの対応が変わるかもしれません。変えられる人材の輩出に当協会は努めてまいります。

<受講生の声>一部ご紹介
●避難所でのスペース(約2㎡)を体験し、意外と狭いことが分かった。他者との距離が近い中で、ペット同行避難がどれだけ大変かと思った。
●自分の地域のハザードマップを有効に使っていないことに気づけた。住まいの地域、職場での避難ルートを再確認!
●自分の住んでいる地域及び自宅における災害に対する被害想定をシミュレーションしていなかった。

次回、同講座は来年1月31日(日)です。同日午前は4級講座を実施します。
詳しくはこちら

 

 

メルマガ★講座・セミナー情報、獣医師からの健康管理注意点など飼い主様に役立つ情報配信中★
メルマガサンプルはこちら
(アドレスだけで登録できますので是非お気軽に)