先週から急な雷雨やヒョウに見舞われていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
沖縄地方は梅雨前線の影響で大雨が続き、都心は梅雨寒で肌寒いと思いきや、天気が回復して急な暑さ。
今年は特に日々の気温差が大きな気がしますね。
そんな今日は、急な気温の変化がもたらす体の不調と、対応策を考えていきましょう。
気温の変化がもたらす心身の不調
一般的に、1日の気温差が7℃以上になると、体温を一定に保とうとする自律神経(交感神経と副交感神経)が頻繁に切り替わり、エネルギーを大量に消耗してしまうそうです。
例えば、昨日の東京は最高気温21.6℃、今日の東京は最高気温28.0℃の予想で、昨日より6℃前後高くなる予想。
さらに、今日の東京の最低気温は16.3℃、最高気温が28℃近くなると予想されており、1日の寒暖差も10℃以上。
こうなると、先述したように、自律神経が頻繁に切り替わることでフル稼働し、疲労が蓄積しやすくなります。
うまく体温調整ができず、手足の冷えや胃腸の不調に繋がることもあります。
この体調不良は、人だけではなく、犬や猫も同様に体調を崩しやすくなると考えられます。
食欲不振や下痢、嘔吐のほか、呼吸が荒くなったり咳が出たりすることがあるため、時に気温差がある予報の日は、注意しておくといいかもしれません。
寒暖差からペットを守る対策
まず、エアコンなどを適切に使うことです。
目安は室内外の温度差を5℃以内にすること。
暑さに弱いからといって、冷やしすぎても体調不良につながる可能性がありますので注意しましょう。
次に、犬や猫が自分で快適な場所を選べるように、室内を自由に行き来できる環境を作ってあげるとよいでしょう。
その時気をつけたいのは、涼しいスペースと平温のスペースの両方を用意しましょう。
涼しいスペースはエアコンの効いた部屋の他、冷たい素材でできているベッドなどを用意するのもいいでしょう。
平温のスペースは、風通しの良い部屋(もし窓などを開ける際には、猫の脱走防止策は徹底しましょう)に、段ボールなどを使って日の当たらない場所を作るのもいいかもしれません。
ちょっとした休憩スペースを作ってあげてもいいかもしれませんね。
さらに、間取りによって、午後になると室温が高くなる部屋もあると思います。
我が家では西日が差し込む部屋はサウナか!と言いたくなるほど暑くなるため、窓に断熱フィルムを貼ったり、午後になると遮光カーテンを閉めたりと室温が上がらないように対策をしています。
それだけでも、少しは室温が下がるので毎年本格的な夏シーズン前にフィルムを貼る作業を行っています。
また、体温調節が苦手なシニアや子猫、子犬、そして、ヘアレス系の子には、服を着せたり、毛布を用意して、体が冷えすぎないようにしてあげてもいいでしょう。
シニア猫の場合、人が暑いな、と思う室温の部屋でずっと寝ていて心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
その理由はやはり、加齢による体温調節機能の低下が考えられます。
若い猫と比べて新陳代謝が落ち、体が冷えやすくなっているため、心地よい暖かさを求めている可能性があるのです。
暑い部屋で寝ていても、自分で暑いと感じた時に移動できるルートがあれば基本的には問題ありませんが、よく寝ている部屋やそこにいくルート上に水飲み場を設置していつでも水分補給ができる状態にしておくといいでしょう。
ひんやりするベッドなどをおいてもいいかもしれませんが、室温が暑くなると効果が半減するものもありますから、実際に触って確認することを忘れずに。
そして、冷気が直接当たらない場所に、段ボール箱などで簡易的な隠れ家を作ってあげるのも効果的かもしれません。
人間もこの寒暖差には辟易しますが、ペットにとってもきついでしょう。
毎日暑くても大変ですが、肌寒い日があって、次の日は暑い日があって、では体にかかる負荷も異なってくる気がします。
本格的な夏はこれから。
まずはこの寒暖差を無事に乗り越えていきましょう。


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執筆

佐藤 麻衣
一般社団法人全日本動物専門教育協会 家庭犬訓練士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 動物介在福祉士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認家庭犬訓練士教師
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認動物介在福祉士教師
長年動物の専門学校で教鞭をとり、犬のトレーニングや動物介在福祉活動などに従事。現在は大学や専門学校、国内初の官民協働PFI刑務所の職業訓練プログラムに於いて、トレーニング技術を教え、一般の飼い主に向けても資格取得に向けた講座やペット防災のための犬のトレーニングなど様々なセミナーで活躍。
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