今日も北東北は曇天で肌寒い天気です。
こう、出張などあると、地元は肌寒い、というか少し厚手の上着がほしいかな、というくらいの寒さなんですが、出張先は半そででちょうどいい、という気温差で何を着ていくか非常に悩ましいことが多々あります。
そんなとき、皆様はどうされていますか?

さて、今回は今日からできるトレーニングの2つめ、トイレのコントロールについてお話していこうかと思います。

トイレトレーニングは、決められた場所できちんとできるようになることをゴールとするのか、人の指示をまって排泄できるようになることをゴールにするのかで多少異なります。

というのも、決められた場所でできるようにすることと、人の指示で排泄するようにすることでは、犬の自由さ、が異なるためです。
決められた場所でする分には、犬がトイレにいきたくなったタイミングでいっても問題はありません。
人の指示で排泄する、というのは、犬がいきたくなったタイミングではなく、あくまでもこのタイミング、この場所であればトイレをしてもいい、という判断を人が行います。
より、人に主体性が置かれている状況です。

旅行中など自由にトイレの時間が取れない場合には、人のタイミングにあわせて犬にも排泄されることが重要になりますが、災害時も、自由にトイレをさせてあげることができないかもしれません。
そうしたことを想定して、排泄のタイミングは人がコントロールする、ことを念頭においてトレーニングしてみてはいかがでしょうか?

そのために必要なのは、犬からのトイレサインを読み解く技術と、声掛けです。

例えば、しきりに床のにおいをかぐ、くるくる回る、といった行動が見られる場合には、トイレがしたい!というサインであることが多いです。
そうしたタイミングで、「トイレ!トイレ!」や「ワン・ツー」といった声掛け(音)をかけるようにします。

これを繰り返し、排泄+声掛け(音)を結び付けていきます。
そうすることで、その音が聞こえてきたらトイレ、と認識させるようにしていくのです。

最初はあくまでも排泄という行動があって、そこに音がついてくる関係だったものが、続けることで、その音が聞こえたら排泄したくなる、という関係に変わっていきます。

最終的には、人がトイレの合図となる声掛けを何度かかけると、犬も排泄したくなる、という流れを作ることができます。

また、ペットシーツでトイレをする、ということも強化するとより排泄のタイミングをコントロールしやすくなります。
私もよく愛犬をつれて車で旅行をしていましたが、渋滞などでまったく動けなくなった際、助手席の足元にペットシーツを広げ、そこで排泄させることがありました。

こちらの都合で排泄させることに申し訳なさも感じつつ、我慢させたり失敗させることがないため、飼い主にとっても犬にとってもストレスを最小限にできていると思っています。

なお、トイレトレーニングに悩んでいる方には、失敗がなくなるまで、マナーベルトやマナーおむつの着用をお勧めしています。

お留守番の時間が長い場合には長時間用のものを使用したり、おむつであれば新生児用を活用することもできます。
何かを汚してそれを片付けるストレスは、飼い主にとっても犬にとってもよろしくはありません。
トイレトレーニングをしながらも、失敗を防ぐグッズを用いて焦ることなく練習できる土台を作ってはどうでしょうか。

ここまでは犬のお話をしてきましたが、トイレトレーニングが必要なのは猫も一緒です。

ただ、猫の場合は一度猫砂の感触を教えるとだいたいは上手にできるので、大変さは犬より少ないかもしれません。
ただし、素材や大きさにこだわりをもつ猫もいます。

そのような場合、災害などで同じ素材が手に入らないとトイレをしなくなってしまったり、失敗するようになってしまったり、ということが考えられます。
備蓄をしっかりすると同時に、色々な猫砂素材や大きさを試してみて、順番をつけてみるといいかもしれません。

一番好きな素材と大きさはこれ、二番目に好きな素材と大きさはこれ、と記録しておくと、いつもの猫砂が手に入らないようなときでも代替品を用意することが楽になるでしょう。

そして最後に、トイレトレーニングと同じくらい重要なのは、排泄物の処理についてです。

犬の散歩時、多くの人が排泄物を持ちかえったり尿は水で流したりをすることはすでにマナーとして定着しつつありますが、まだまだ放置している方もいらっしゃいます。

また、尿を水で流せばよい、とは思わないように!というご意見をもらうこともあります。
結局汚れを広げているだけ、と言われると確かに、と納得してしまうところでもあります。

そのため、尿はペットシーツなどである程度吸い取ってから水で流す、のがいいのかもしれません。

我が家では散歩中もマナーベルトは着用させて尿で周辺を汚さないように配慮はしています。
こういうのは、もし自分の家や敷地に他の犬に排泄をされたら、と考えると自分事として受け止めることができるのかもしれません。

いくらトイレトレーニングをしていても、その日の体調などによって失敗する可能性は大いにあります。
家から一歩でも外に出るときには、失敗させないためにできること、をしっかり行うことが、飼い主としての責任でもあるのでしょう。


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執筆


佐藤 麻衣
一般社団法人全日本動物専門教育協会 家庭犬訓練士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 動物介在福祉士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認家庭犬訓練士教師
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認動物介在福祉士教師

長年動物の専門学校で教鞭をとり、犬のトレーニングや動物介在福祉活動などに従事。現在は大学や専門学校、国内初の官民協働PFI刑務所の職業訓練プログラムに於いて、トレーニング技術を教え、一般の飼い主に向けても資格取得に向けた講座やペット防災のための犬のトレーニングなど様々なセミナーで活躍。

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