先月シドニーでは「イースターショー」と呼ばれる国内最大規模の農業祭が1日から12日間に及び開催されました。もともと国内の畜産業の生産性向上と技術交換を目的として1823年に始まったこのショーは、今ではアルパカ、牛、ウマ、イヌ、ブタ、ヤギなどの様々な動物はもとより、農産物、ウール製品、マヌカハニー、ワインなど、オーストラリアならではの製品の展示やデモンストレーション、コンペティションが行われ、更にカーニバル、エンタテイメントも加わり国内でも最大年間行事となっています。
昨年はコロナで中止になってしまったこのお祭りですが、今年は経済活性化を図る政府のサポートも加わり、入場者数を管理するための最新の技術の導入により来場者は約80万人。世界がコロナ禍の収束を願う中、最大規模のイベントとなりました。
さて、この国の各州には、国内の犬の純血種リストを管理する団体、オーストラリアン ナショナル ケネル カウンシル、のもとでブリーダーやオーナーの教育を行う団体があり、NSW州の団体Dogs NSWはイースターショーで毎回ドッグショーを主催しています。 今回もこの12日間、何千匹という数の犬達が勢ぞろいし、鳥猟犬、ハウンド、牧羊犬・牧畜犬、使役犬、トイ、テリア、その他のグループに分かれ、「犬種スタンダード」「オビディエンス」「アジリティー」「ハンドラーのレベル」などを競い合いました。また3か月から6か月の仔犬達がお利口さんぶりを競い合う「ベストパピー」という種目もあり、横眼でチラチラよそ見をしながら一生懸命ハンドラーについていく光景には会場から思わず声援が送られとても楽しい雰囲気に包まれていました。
「犬種スタンダード」というとお堅いイメージがあるかもしれませんが、飼い主さんや犬を扱うお仕事についておられる方には実はとても役に立つ知識です。というのはそれぞれの犬種が理想としている体型に照らし合わせることでご自分のワンちゃんの身体の‘歪み’を知り、もしかしてそれが原因で抱えているかも知れない痛みを見つけやすくなるという理由です。言葉が話せないからこそ、飼い主さんや周りの人達が気を付けてみていてあげたいですね。
今回のドッグショーではコロナの影響で参加犬数が前回に比べ30%減ったものの、来場者の数は例年の数と変わらず白熱した大会となりました。
次回のシドニー・イースターショーは2022年4月8日から19日の12日間に決定しています。その頃までにコロナ収束を期待して来年は是非シドニーのドッグショーに来られてはいかがでしょう?
























































