前回に引き続き今回もペットの不安症対策サミットからの様々なヒントをご案内します。
Dr.バッシングウェイトによると、犬が不安症に陥る原因のひとつに飼い主が知らず知らずのうちに行っている犬との接し方が挙げられます。
例えば飼い主は犬を喜ばせようと、犬がリラックスしようとしている時も始終ボールやおもちゃで遊ぼうとしたり、甲高い声を上げて犬が興奮した状態を必要以上に続けさせることがあります。それが犬にとって一番良い事だという神話すらあるので、ついついやり過ぎてしまうことがあります。 それが重なると犬は気持ちが高まった興奮状態を続けるように訓練され、リラックスすることを知らない子に育ち、常に刺激を与え続けられる状態に慣れてしまうのです。 そして飼い主はある日我が子がこの興奮状態からリラックスした状態に戻ることが出来なっていることに気が付きます。その頃には不安症という臨床的な症状が始まっているケースが多々あり、犬はそわそわして落ち着かず、警戒心が強くなり、この状態はその後どんどんエスカレートしていきます。
興奮状態がある線を超えると前脳の働きが鈍くなり、命令に耳を傾け、理解し、反応することが難しくなります。お客様に飛びついたり、食卓の上を走り回るなど、飼い主が止めようとしても全く耳に入りません。
この状態が更に進むと前脳の働きが停止し、暴れまわる犬となり、他の犬を攻撃したり、分離不安から家の中のものを破壊したり、雷恐怖症で家を逃げ出しやみくもに通りを徘徊するなどの行動が始まります。Dr.バッシングウェイトはこの状態を「犬の自己調整能力の欠如」と呼び、全ての不安の根本的な原因であると語ります。
ではどうすれば改善できるのでしょうか?そこには飼い主が越えなければならない3つの壁があります。
先ずはその犬の不安を本当によく理解すること。その犬特有の反応と表現方法があるので、不安の引き金となるものを正確に理解する必要があります。
そして2番目は、効果的で現実的、かつ実行可能な治療計画を立てることです。
3番目はその治療計画を心と時間の余裕を持って実行に移すことです。
次回はダンバー博士からのアドバイスです。
























































