オーストラリアの大手ペット保険会社Pet Insurance Australia(PIA)によると、過去12か月間で同社のオンライン獣医相談サービス(テレベット)の利用者が50%増加しました。
今年の5月だけでも、24時間365日利用可能な「獣医師ライブ 24時間」サービスを通じて、600人以上の顧客が電話またはビデオによる獣医相談を利用しています。
同社の広報担当者であるナディア・クライトン氏は、生活費の高騰が飼い主の獣医療への向き合い方を変えつつあると述べています。
「特に診療時間外や、症状が緊急事態かどうか判断に迷う場合に、まず信頼できる専門家のアドバイスを求めたいと考える飼い主が増えています。」
この傾向は、獣医療業界全体が抱える課題を反映しており、動物用医薬品業界の代表機関Animal Medicines Australia(AMA)が実施した最新の全国ペット調査によると、飼い主の12%が獣医療費を支払うために経済的支援を必要としていました。
また、地方都市・大都市圏を問わず、動物病院への需要は高まり続けています。
クライトン氏は、「このサービスは地域のかかりつけ獣医師を置き換えるためのものではなく、補完するためのもので、飼い主が最も助けを必要としている時、特に不安や、緊急診療を受けるべきか迷っている時に、資格を持つ獣医師から適切な助言を受けられるようにすることが目的です。」 と強調しています。
このサービスに寄せられる相談内容として最も多いのは、嘔吐、下痢、皮膚トラブル、投薬に関する質問、そして有害物質の摂取が疑われるケースなどです。
高額になりやすく、診療時間外に発生することの多い救急診療への受診も、オンライン獣医相談の利用増加を後押ししています。
「テレベット相談によって、ペットが直ちに診察を受ける必要があると確認されるケースがあり、そのような判断は命に係ります。」とクライトン氏は述べています。
「一方で、不要なパニックを避け、飼い主のストレスを軽減し、より落ち着いて適切な判断を下せるよう支援するケースもあります。」
さらにクライトン氏は次のように説明しています。
「登録獣医師は、救急診療の必要性の有無、翌日まで待てるか、又は自宅での経過観察、などを判断する手助けを行います。」
また、PIAは、オンラインで動物の健康に関するアドバイスを受ける際には、その提供者が適切な資格を持つ専門家であることを確認するよう飼い主に呼びかけています。
























































