【レポート】3/23（土）ペット災害危機管理士（R）通学認定講座２級（神奈川）

3月23日（土）神奈川県箱根町に於いて、ペット災害危機管理士（R）通学認定講座2級を、開催させて頂きました。
会場のクリンゲルベア様のご協力の下、11名の受講生と、1級講師講習を受講する1名の計12名を受け入れるスペースを確保し、ご自身の判断によるマスク着用と消毒を行い入館頂きました。
本日の講師はペット災害危機管理士（R）統括講師　鈴木清隆先生です。

箱根会場のクリンゲルベア

開催日はお彼岸明け、春休み中ということもあり、東京方面からの高速道路や箱根町内の路線バスに遅れが予想されていましたが、受講者皆さんの事前連絡により、大きな混乱もなく10分遅れで開始できました。

今回の基調講演は箱根町消防団第九分団の広報担当様より箱根町の想定災害事例やペット防災対策についてお話しして頂きました。
防災の最前線で活躍されているご担当者の語りは重みが違います。
講演後の感想は、災害種が多い山岳地である事と、火山という地域特性を持った防災対策や、ペット同行避難の受け入れ体制が整備されていることに関心が寄せられていました。

災害時、場所や天候を選ぶことはできません。いつどんな時でも災害は発生します。そしてこの講座は悪天候でも開催されます。
この日は朝から雨雲が張り出し、少々強めの雨模様となりました。終了時には雨脚も弱くなりましたが、終日の悪天候。しかし、皆さんは天気の変わりやすく、気温が低い山岳地帯独特の気候を想定した服装と持ち物を準備しており、さすが2級講座を受けに来た方々だと感心しました。

11名が3班に分かれグループワークを行いました。
初めて会う皆さんにも関わらずアクション全てにおいて真剣に対応して頂き、講師からの無茶な振りにも素晴らしいプレゼンテーション能力で回答して頂きました。
各アクションに対するレジリエンス力も高く、講師もいつもより力が入ってしまったそうです。

色々な方々から意見を聞ける当講座を通し、新たなる気づきを得て、ペット防災に対する意識が更に高まったかと思います。
終了後も次の1級講座と2級講師講習への意欲を語って頂いた事は大変うれしく感じます。
休憩時間や各アクションの時間を少しづつ調整しながら、皆様のご協力により、最終的に時間通り終了することができました。
終始和やかな雰囲気で開催できました事を改めて感謝します。

行動や発言、ワークの発表内容など1日を通して、ペット災害危機管理士（R）2級の審査を行い、合否結果は後日郵送になります。
これからのペット防災の輪がさらに大きく広がる予感がいたします。

＜受講生の声＞
●グループの皆さんと会話しながら講座が進んでいくので、自分1人では思いつかないような案や対応方法を学ぶことができました。実際に避難経路を歩いたり、自分たちが中心となって避難生活の場所やルール決めなど、なかなか経験できないこともこういう形で講師の方に見ていただきながら勉強できてとてもためになりました。
●たくさんのアクションを通して、災害が起きた場合の一連の流れを体験することができ、とても良い学びとなりました。
●飼い主同士の協力は絶対必要ですが、ペット関係の仕事をしている身として飼い主へのアドバイスや、犬猫のお手入れ、健康管理、プロ目線としてのクレーム対応など、私だからできることもあるのでは？と気付くこともできました。
●心のどこかで、その時になったら準備すればいいか、、、と思っているところがありました。実際にアクションを通して自分たちの準備、自治体への交渉、すぐに始めようと決心しました。
●4級と3級は通信講座でしたので、通学でシミュレーションケーススタディのブレインストーミングになり、自分が周りの人とどう動くべきか、学びになりました。

などご感想をお寄せいただきました。1日お疲れ様でした！

ペット災害危機管理士(R)通学認定講座２級（箱根会場）の次回開催は2024年6月23日（日）です。
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