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■連載■獣医師から学ぶペットロスの心理とは

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ペットロスは文字通り「ペットを失うこと」と、その後のことです。
ペットを失うと、心や身体にさまざまな反応が現れますが、何故ペットロスによる症状が現れるのか?どのように対処していけばよいのか?

SAEペットの資格サイトでは、この「ペットロス」をテーマに、飼い主心理を紐解くコラム(全30回)を掲載しています。
執筆は、ペットロスケアマネージャー通信講座を監修し、心理教育を飼い主から行政担当まで幅広く実施している獣医師 先崎仁思先生です。

獣医師 先崎仁思先生

▼先崎先生のプロフィールはこちらでご覧いただけます
SAEペットの資格講座 監修する獣医師軍団

ペットとの別れを辛く悲しいだけの出来事にしないためにも、ペットロスを正しく理解するために、ぜひこのコラムから学んでください。

■連載■獣医師から学ぶペットロスの心理とは

vol.1から読む

vol.30「これまでの振り返りと「第12段階 立ち直りの段階―新しいアイデンティティの誕生②」」

「たかがペット」と言う人がいます。しかし、そのペットは、ペットロスを通して飼い主の精神を無限の高みへと成長させてくれる「されどペット」なのです。

vol.29「これまでの振り返りと「第12段階 立ち直りの段階―新しいアイデンティティの誕生①」」

アイデンティティとは、自我同一性と訳されるもので、飼い主の持つ自己イメージと他者から見る自分のイメージが違和感なく重なり合っている状態をあらわします。

vol.28「第11段階 新しい希望 ― ユーモアと笑いの再発見」

この段階になると飼い主は、苦しみをあまり感じることなく、別離したペットの写真や動画を顧みたり、ペットとの記憶に繋がる物品、人、場所との接近ができるようになります。

vol.27「第9段階から第10段階まで」

ペットとの別離というつらい現象を、ゆとりをもって俯瞰できるようになり、「別離したペットに恥ずかしくない自分」になるため、さらなる成長を求めるようになります。

vol.26「飼い主の心的発達と注意点」

第10段階の飼い主は、高い心的な発達を遂げています。悲嘆のプロセスの中でもっとも自己正当化しやすい第4から第6段階という“怒りの3段階”。これらにていねいに向き合えてきたかどうかが、ここで試されます。

vol.25「第10段階 あきらめ―受容」

ロールレタリングを通して、飼い主は、自分の置かれた状況を「明らか」に理解し、ペットとの別離というつらい現実に、勇気をもって直面しようとする真剣な努力をはじめられる状態になったのです。

vol.24「ペットを飼う、手紙を書く」

アパシーと向き合い、第10段階に進むための方法として、「自分に価値がないと思う、もうひとりの自分」に向けて手紙をしたためてみる、というロールレタリング(役割交換書簡法)をご紹介します。

vol.23「第9段階 精神的混乱とアパシー」

アパシーとは、無関心という意味です。この段階は、第8段階における抑うつの最終局面として訪れます。

vol.22「新しいペットを迎えるべきか」

第8段階の苦悩から脱するために多くの飼い主がおこなうのが、新しいペットを飼うという選択です。ただ、もし可能ならば、考えることをお勧めします。

vol.21「第1段階から第7段階までのまとめ」

ペットロスによって惹き起こされる心身の反応は、一般的に前半に強く発現します。

vol.20「心の治療者としての動物」

夢は、その人が拒否したいもの(影)との再会の場とされます。もともと自分の心の深淵に棲んでいる動物が、ペットとの別離にともなう悲嘆によって活性化し、飼い主は夢に動物を見ます。

vol.19「第7段階 空想形成・幻想」

第6段階「罪の意識」に到達したことで、自分になんらかの責任があることに気づきますが、自分の責任と真正面から向き合うことはつらいので、そのつらさを軽減させるために、飼い主の無意識は、空想・幻想を自分に感じさせます。

vol.18「アンガーマネジメントが飼い主を救う」

第4段階から第6段階にスムーズに移行するためには、敵意を抱いている飼い主を、敵意を抱かれている側が受容する必要があります。

vol.17「第6段階 罪の意識」

特定の他者に対して怒りを発散しても、もっとも欲すること、つまり、最愛のペットのよみがえりにつながらないことに気づき、敵意は終息していきます。そして、真に責められるべきは自分だったのだ、と感じるようになるのです。

vol.16「ペットロス・プロセスの理解の普及」

大切なことは、飼い主の怒りがどれほど激しく侮辱的であっても、それは飼い主にとって次の段階に進むために必要不可欠なプロセスであり、しかも、その怒りは次の段階において軽減することをあらかじめ知っておくことです。

vol.15「第5段階 敵意とルサンチマン」

飼い主の怒りのエネルギーは、最愛のペットと自分の身に起きた理不尽な状況を解決したいと願うあまり、さらに増大し、解決策としての“目に見える個人”を求めるようになります。
これを敵意といいます。

vol.14「別離への準備教育」

ペットには必ず「かわいい」以外の価値と意義があります。
その価値と意義をペットが元気なうちから考え続け、感じ続けることが怒りを防ぐワクチンとなって、ペットロスのダメージを軽減してくれます。

vol.13「第4段階 怒りと不当感」

麻痺も否認もパニックも非現実的な反応のように見えて、じつは、それがペットとの別離という現実への正常な適応の過程になっています。
「ペットとの別離とは恐怖に値する現象なのだ」という恐怖感が次に導く反応が「怒りと不当感」です。

vol.12「“ふたつの怒り”のはじまり」

ペットが動物病院で死別した場合、飼い主のパニックを獣医師、動物看護師などが目撃することになります。
子どものように泣き崩れる飼い主を見た時、飼い主への信頼感や自分への満足感は喪失し、飼い主とは異なる悲嘆がはじまることになります。

vol.11「第3段階 パニック」

多くの場合、第2段階である「否認」と第3段階の「パニック」が連続的に訪れたり、高速度で反復されるため、両者は同一視されやすいですが、学術的には別のステージです。

vol.10「第2段階 否認」

第2段階である否認は、ペットが亡くなったことを飼い主が認めないことによって惹き起こされる現象です。
具体的には死という事実の否定です。これは、「あの子が死ぬはずがない。何かの間違いだ」という感覚といえます。

vol.9「第1段階 精神的打撃と麻痺状態」

ペットの死という衝撃により、一時的に現実感覚が麻痺し、まるで「頭の中が真空になったよう」に感じ、思考力が低下する段階です。この特殊な感覚は、飼い主の全身を純粋で優秀なセンサーに変え、周囲の情報を鋭敏に収集させます。

vol.8「ペットロスの12段階のプロセス」

悲嘆とは克服すべき課題(タスク)であるとする捉え方が主流の時期がありました。しかし、現在では、段階(プロセス)理論が一般的です。これにもさまざまなものがありますが、その中に哲学者アルフォンス・デーケンが提唱する12段階があります。

vol.7「悲嘆の定義」

ラテン語の「gravis(重い)」を語源とする悲嘆(grief)は、主に「深く耐え忍ぶ心の苦しみ」という意味でつかわれます。ペットの死に際し、心痛をもたらす悲嘆に、ひとりで耐えなければならない時があるのだ、という意味を内包した考え方といえます。

vol.6「ペットロスは理想的な父・母の喪失か」

心像(イメージ)は、個人的無意識よりも深い普遍的無意識(人類共通の無意識)でつくりだされ、父は犬、猫は母として概念化され、無意識下で理想的な父を欲する人は犬を飼い、理想的な母を求める人は猫を飼うかもしれない、ということです。

vol.5「ペットロスの3分類」

飼い主と愛着によって連繋してきたペットの喪失は、対象(object)となった家族(ペット)との別れを意味します。ペットロスは、概ね3分類できます。

vol.4「愛着という“無敵感”」

愛着を感じる体験を反復することで、飼い主のペットへの愛着は最強となり心から安らげる等と感じられるようになります。これは、ペットの側にもいえ、飼い主とペットは双方向で愛着を強め合い、次第になくてはならない関係になっていくのです。

vol.3「愛着が悲嘆を生む」

男性ならば時計や万年筆に、女性ならば服やアクセサリーなどに「愛着」を感じることもあるでしょう。
日常用語ともなっているこの「愛着」が、実はペットロスによる悲嘆の衝撃を左右する重要な条件になります。

vol.2「対象(object)」

自分が一体感を持つ、親しい存在のことを「対象」といいます。
飼い主は、親子や兄弟、夫婦のようにペットに語りかけ、ペットを自分の子供のように表現します。
これらは飼い主が、別れがたい存在としてペットを認識している証拠です。

vol.1「ペットを求める“無意識”」

そもそも、なぜ、人は、ペットを飼うのでしょうか。
それは、人もまた対象(愛着対象のこと)を求める生き物だからです。
ペットロスの心理学を、悲嘆心理学といいます。ここからは、悲嘆心理学を用いて、解説していきます。

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