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【海外ペット情報①】法律で守られるデンマークでの犬の飼養環境

日本から見るとデンマークの犬は甘やかされているように見えることがありますが、正しいこともあります。
ここデンマークには、犬や他のペットを保護する特定の法律があることから、そのように見えるのかもしれません。
法律は、同意するかどうかではなく、絶対に遵守しなければなりません。当然のことながら遵守しない場合、起訴される可能性があります。

デンマークの法律で定めていることを、一部抜粋して紹介すると、下記のような条項があります。

  •  子犬は、母親や母親が一度に身ごもった仔犬から離されて連れて行かれるまでに、8週齢でなければならない。
  • 新しい飼い主は、仔犬が精神的にも肉体的にも強くて健康な犬に成長するように、犬の環境を維持することを約束しなければならない。
  • 犬の飼い主(飼育者)は、仔犬が生後8週になる前に、その犬がデンマークの犬登録に登録され、タグ付けされていることを確認する必要がある。

また、デンマークの法律では、犬を外で飼うことは認められていません。
どうしても、犬を室内ではなく、外で飼わなければならないならば、犬が雨、雪または暑さのための避難所として暮らしやすい犬小屋を持たなければならない、と法律では定められています。
犬小屋は、犬が立ち上がったり、横になったり、伸縮したり、向きを変えたりすることができるように十分な広さでなければなりません。そして更に、犬は常に、清潔な飲料水が飲めるように環境を整えなければなりません。

自分自身のことしか考えずお金を節約しようとするのか、単に犬の健康には気をかけていないのか、法律に従わない人がいるのも事実ですが、個人的に私はこの法律は素晴らしいと考えています。
それはこの法律が定められていることで、大多数の犬は、人生の良いスタートを切ることが保証されると思うからです。

真心を込めて
ヴィべケ・リーセ

 

 

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