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【海外ペット情報⑨】ロックダウン緩和に向けて ~ペットにしてあげられること~

コロナウイルスによる混乱が続く中、オーストラリア政府は7月までにステップを3段階に分けた規制緩和の実施を行うと決定しました。
数か月間に及ぶロックダウンにより多くの国民が在宅勤務を余儀なくされ、外出できる理由が犬の散歩であったことから多くのオーナーと犬達にとっては、逆に毎日長い時間を一緒に過ごせる嬉しい変化となりましたが、この規制緩和が実現されることでやがて家族が学校や職場に戻る日がやってくることが現実となりました。

シドニー大学の動物福祉学講師Anne Fawcettによると、この時期、猫はオーナーがいつも家に居る理由から
「自分のテリトリーがなくなった」
「日中は別の部屋で寝るようになり早めの夕食をねだる様になった」
「変わった行動をするようになった」
一方、犬は、
「散歩の回数が増え疲れ気味」
「不安を抱えるオーナーには寄り添うことが多くなった」
などの変化が表れています。
家にいることでオヤツを貰う回数が増え体重が増えたペットも多いようです。

また動物行動学者のDr Kate Mornementはいつも傍にいた家族が急にいなくなることがペットにとってどのような影響を与えるか理解しておくことの必要性について語ります。
特に繊細な犬はほんの短い時間でも分離不安症になり、家具の破壊、吠える、鳴き続ける、寂しさから鬱になるなど多くの問題が発生する可能性が高くなる為、家族が外出しても必ず戻ってくるという安心感を与え、家族のルーティンに慣れさせることが大切なポイントとなります。

そこでペットが安全な環境でひとりでお留守番できるよう
●段階を踏んだお留守番トレーニング
(数分から始め、15分、30分、1時間など徐々に時間を長くする)
●日頃からお遊びゲームにお休み時間を組み入れ、ペットがゆっくりひとりで休めるようにしておく
●ひとりで遊べる環境を創っておく
(フードが少しずつ出てくるオヤツ入れなど長時間集中できるものを与えておくなど)
●時々無視していつもアテンションをもらえるわけではないということに慣れさせておく
●外出とは限らず飼い主がジャケットを着たり、靴を履いてみたり、着替えたりすることで犬に飼い主の外出サインに慣れさせておく
などに注意し、また万が一飼い主がコロナウイルスに感染し自宅療養をする場合もペットがいつも良い精神状態でいられるようバランスの取れた接し方をするよう心掛けるよう勧めていいます。

オーストラリアではコロナウイルスが広がり始めた頃から“We are all in this together!”というフレーズが盛んに使われています。
このWe(私達)の中には当然ペット達も含まれています。
一日も早く人や動物が安全に過ごせる日が戻ってきますようシドニーより願っています。


 

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