皆様こんにちは。
梅雨明けがなかなかせず、日本各地では、雨による水害が多発していて、不安な毎日が続いております。

7月27日(月)、災害に関して更なる学びを!と全日本動物専門教育協会の賛助会員様である『株式会社セラフ榎本』様の社員5名の方がペット災害危機管理士(R)1級の講座を受講頂きました。

本来であれば、ペット災害危機管理士(R)通学認定講座1級は、宮城県や熊本県など実際に被災された地域にご協力いただき、現地で五感を使って学んで頂く講座でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、東京銀座のセミナールームにて開催をすることになりました。

ペット災害危機管理士(R)は、災害時(地震・火災など)、ペットと飼い主を避難誘導・救援等するため、飼い主の統率を取るスペシャリストとしての認定資格です。
『1級』では、ペットと災害危機管理について啓蒙・普及を促進し、公助(行政・自治体)と協力できる「指導」を担います。
4級〜2級までの知識、行動を有機的に結合することができ、災害マネジメント能力として必要な3つのファクターを修得することで、ペット災害危機管理士(R)のスペシャリストとして活躍できる力を身に付けます。

今回の講師は、日々ペット災害危機管理士(R)講師として活躍頂いております、鈴木先生、岡先生、大出先生に行なっていただきました。

鈴木先生のご自宅は先日雨による水害を大いに受け、実際に被害にあわれた箱根にあります。
鈴木先生のパートでは、箱根は立地上、今までにも色々な災害に見舞われたことも含め、それらの経験を交えて、その当時の様子やペットとの避難の現状を講義頂きました。
お話ししていたことを元に、受講生の皆さんは、鈴木先生からの問いの解決策を考えてもらい、災害への予防力や対応力を学んで頂きました。岡先生のパートでは、東日本大震災での被害を元に、起こってしまったことを今後どのように生かし、後世に伝え、災害に強い地域を作っていくかを考えさせられる内容の講義を頂きました。
被害にあい、家や地域の修繕も落ち着いたから安心ではなく、今後、安心して暮らすためには、十人十色、必要な住居の形態であったり、避難用具であったり、様々ですので、住人である一人一人が真剣に考えなければなりません。大出先生のパートでは、今までの災害時の行政の動きを交えて学び、行政と自分の連携について考え、対応力を身につけます。
住人自身で出来ることは限られており、また、行政が何をどこまでやってくれるのかを知っておかないと、自分でやること・やれること、行政に頼ること・頼れること、しっかり見極め、自身や家族を守る必要があります。

講師3名の講義を受け、受講生には後日課題レポートをご提出頂きます。

講師資格を除いた最上位級であるペット災害危機管理士(R)1級はいかがでしたでしょうか。
当協会や講師としても、現地での風を感じて頂くことができず残念ではありましたが、その反面、3名の講師もその分、伝える気合いは充分であり、想いを伝えられたのではないかと思います。

提出して頂いた課題を元に審査し、合否は後日発表となります。
受講生の皆様、大変お疲れ様でした。

【受講生の声】
・自分が生きてきたなかで、実際に起こった災害の話だったので、今後災害が起きた時にどのようにすればよいか考えやすかったです。今回の講座を受けて、より災害が発生した時のことを考えて生活をしていかないといけないと感じました。
・実際に現地に行かずとも写真などを通じて知ることができると気付けました。箱根の講義では、実際に自分も訪れたことのある地域で、自分と無関係でなく、身近なことだと改めて感じました。全体を通して、自分が現地にいたら、どんな行動をすべきか等を考えることができるいい経験にもなりました。

今後のペット災害危機管理士(R)講座の開催予定は、通学講座・1Dayセミナー日程ページをご参照ください。

その他、SAEでは、ペットの健康管理や生活に役立つ講座・セミナーを多種開催しています。
開催日程は随時更新していきますので、こちらの1Dayセミナー情報をご確認ください!

 

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