10月17日(日)、本日はペット災害危機管理士(R)認定講座1級を実施しました。
7月に引き続き受講スタイルを「Zoom」を利用したオンライン講座にて開催しました。

ペット災害危機管理士(R)は、災害時(地震・火災など)、ペットと飼い主を避難誘導・救援等するため、飼い主の統率を取るスペシャリストとしての認定資格です。
1級講座は、3人の講師から発災後の支援から復旧・復興までの実践や考え方を学び、災害マネジメント能力として必要な3つのファクターを修得します。
講師は、ペット災害危機管理士(R)統括講師の鈴木先生が進行を務め、3名のペット災害危機管理士(R)特任講師である上野先生、岡先生、大出先生が講義をさせて頂きます。

講座の冒頭では、受講生にクレド(夢)宣言をして頂きます。
1級取得後の目標や思いを自分の内から言葉で表すことで、周囲を惹きつけ、まとめることが出来る指導者を目指して頂きます。

大出先生のパートは、今までの災害時の行政の動きを学び、行政との連携と対応力を身につけます。
行政の支援範囲(何がどこまで可能なのか)を予め知っておき、自分ですべきこと・やれること、行政に頼ること・頼れること、をしっかり見極め、自身や家族を守るために能動的に動く力を養います。
災害発生時に迅速に的確に行動できるように、日頃から災害発生時をイメージしておくことが大切ということを学んで頂きました。

上野先生のパートでは広島よりリモート中継で、西日本豪雨災害の広島での被災体験を元に講義頂きます。
当時の被害状況をはじめ「後方支援のあり方」を主題に、支援物資の送り方や管理方法、当時の問題点やニーズなどが伝えられ、避難生活や被災地でのボランティア活動などが未経験でも、具体的な支援方法を詳細に学べ、実践的な知識を得ることができるパ―トです。

最後の岡先生のパートでは、東日本大震災の事例からの講義になります。
東日本大震災での被害を後世に伝えるために大事な視点『絆力』が、このパートで養う力です。被害状況や被災地の写真など、当時の状況がまざまざと伝えられ、また、心に響くキーワードがいくつも残ったのではないかと思います。

11名の受講者が画面越しに講座を聞き、各講師からの問いに対し、メールで回答を行うといったスタイルでしたが、皆様の素早いご対応によりスムーズに進められたことに感謝いたします。
また、最後に質問コーナーとして受講者と講師 併せて15名で質疑応答を行いましたが、終了時刻を若干オーバーする程の熱い質問が多く、これからの皆さんの活躍が楽しみな11名でした。
今日の講義を受け、受講生には後日課題を提出頂きます。その課題を元に審査し、合否は後日発表となります。

【受講生の声】
・実際に現地で活動されている講師の講演を聞かせて頂いて、体験しないと見えないものや気付けないものを教えて頂けて、毎回自身の甘さに気付きます。
・非常に些細なことでも、気付けば誰もがすぐに行動に移せる心遣いこそが、被災地の混乱の中でも非常に大切な事かと思いました。
・ともすると被災動物救済活動と混同するところですが、ペット防災とは被災した飼い主さんへの支援だけではなく、周囲への配慮でもあることに気付けました。
・オンライン講座でしたので上手く出来るか不安もありましたが、被災地の現場で行われたことや、実際の現場や救護の写真を見ながらで、危機感・緊張感を感じながら五感を通して学ぶことができました。
・ペット災害危機管理士(R)1級は私にとって大きな挑戦の一つであり、今後の自分の目指す活動に礎になるものだと思い、参加させて頂きました。大変有意義な時間で大変勉強になりました。ただペット災害危機管理士(R)はゴールではなく、あくまでスタートだと考え、これからいかに自分が見識を深めることができるか、ということを教えて頂いたと思いました。

受講生の皆様、長時間の講座でしたが、ご参加ありがとうございました。

ペット災害危機管理士(R)1級講座の次回開催は、2022年1月16日(日)、お申込受付中です。
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その他の級の、今後のペット災害危機管理士(R)講座の開催予定は、通学講座・1Dayセミナー日程ページをご参照ください。
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その他、SAEでは、ペットの健康管理や生活に役立つ講座・セミナーを多種開催しています。
開催日程は随時更新していきますので、こちらの1Dayセミナー情報をご確認ください!

 

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