11月24日(日)大阪府の摂南大学の枚方キャンパスで開催された、ペット同行避難訓練にペット災害危機管理士(R)監修獣医師の岩佐先生を派遣しました。

摂南大学の建築防災研究室では、災害時のペット関連研究として、災害時のペット同行避難を想定した避難所での生活面積の分析と客観的算定式の提案などを行っています。

今回は研究室の活動の一環として、ペットを飼う枚方市民のなかから限定的に参加を募り、ペット同行避難訓練が実施されました。
そこへ、ペットと災害に関する危機管理の専門家としてペット災害危機管理士(R)の講師派遣を依頼頂きました。今回は、講座監修獣医師を派遣させて頂き、ペット防災はもちろん、獣医師の視点からも参加された飼い主さんたちに色々お話をさせて頂きました。

当日の様子を、岩佐先生のコメントと写真と一緒にご紹介します。

  
▲段ボールケージ訓練。当協会も「クレートトレーニングセミナー」で推奨しています
災害時にクレートを持ち出せないことも想定されます。あるもので、ペットのプライベートスペースを作ってあげる練習ですが、日頃から慣らしておくことが大切です。


▲障害物 歩行訓練
避難時、避難用品を持ってペットを抱えて足元の悪いなかを歩くことも想定されます。
または、大型犬の場合は自分で歩いてもらわないといけないでしょう。

 

▲過去の避難所での事例や、ペット同行避難についての心構えを掲示して紹介していました。

【岩佐先生コメント】
大阪府にある摂南大学理工学部建築学科の池内淳子教授は、「大地震災害に対する病院の防災力向上」や「大地震災害時における災害医療活動の情報共有促進」などの課題に取り組んでいらっしゃる先生です。
そんな池内教授の研究室でペット同行避難に関する研究が行われており、11月24日に摂南大学枚方キャンパスにてペット同行避難訓練が開催されました。
専門家の視点からアドバイスを、との依頼を受け当協会もファシリテーターとして参加してまいりました。

当日は好天に恵まれ、予定通り避難訓練を実施することが出来ました。
ペット同伴避難訓練の特徴的な部分として、「障害物がある中での歩行訓練」と「段ボールを用いたクレートトレーニング」が注目を浴びており、参加者の方々も積極的に取り組んでいたのが印象的です。
今回の避難訓練は、開催地となった枚方市も職員の方も多数参加しており、大学と市が共同で取り組んでいる点、非常に有益であると感じました。

ペット防災に取り組んでいる当協会として、このような取り組みに参加できたこと、非常に嬉しく考えております。
今後も大学との協調や様々な場面でペット防災について取り組んでいく所存です。

 

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