2019年12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生し、短期間で世界に広まっている新型コロナウィルスによる肺炎。
日本国内では2月1日より、感染が確認された際に強制的な入院などを勧告できる“指定感染症”に定められ、国を挙げて感染拡大を防ぐ体制づくりが進められています。

感染拡大を巡る懸念に関心が集まるなか、ペットと暮らす皆様は、やはり犬猫への影響も気になるところではないでしょうか。
SAEペットの資格では「新型コロナウィルス」をテーマに全3回に分け、SAE顧問獣医師 岩佐先生がご説明する連載企画をスタートしました!

岩佐保宏獣医師

岩佐保宏先生

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SAEペットの資格講座 監修する獣医師軍団

先日、掲載した「獣医師が解説!世界を揺るがす「新型コロナウィルス」と犬猫への影響 Part.1」記事では、原因となる「コロナウィルス」について解説しました。

 

そのコロナウィルスについて、2月6日にWHO(世界保健機関)が新型ウィルスの誤情報やうわさに対して新サイトで回答を発表しました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、WHOはウィルスの感染や対策についての間違った情報やうわさが広がっているとして、新たなウェブサイトを立ち上げ、正しい知識を持って適切な対策を行うよう呼びかけています。

そのウェブサイトでは、新型コロナウィルスに関する間違った情報や根拠のないうわさ10項目について、WHOからの回答と合わせて掲載しています。
このうち、「自宅のペットは新型コロナウイルスを拡散しますか?」という問いに対して、以下のように答えています。

Q.自宅のペットは新型コロナウイルスを拡散しますか?

A.現状では、犬や猫などのペットが新型コロナウィルスに感染する可能性があるという証拠はありません。
ただし、ペットとの接触後はせっけんと水で手を洗うことをおすすめします。
これによって、ペットと人間の間で感染する可能性のある大腸菌やサルモネラ菌などのさまざまな一般的な細菌からは、あなたを守ることができます。

WHOコロナウィルスとペットについて
(WHO公式サイトより)

また、WHOは、今回の新型コロナウイルスの感染拡大は世界的な大流行を意味する『パンデミック』にはあたらないとしていますが、正しい知識を持って、適切な対策を行うよう呼びかけています。

そして日本の厚生労働省においても本日時点、下記のメッセージが発表されています。
◆国民の皆様へのメッセージ
新型コロナウイルス感染症は、我が国において、現在、流行が認められている状況ではありません。
国民の皆様におかれては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。
感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
(厚生労働省HPより抜粋)

 

▼初回の記事はこちら
■連載企画■獣医師が解説!世界を揺るがす「新型コロナウィルス」と犬猫への影響 Part.1
~原因となる「コロナウィルス」について~

▼2回目の記事はこちら
■連載企画■獣医師が解説!世界を揺るがす「新型コロナウィルス」と犬猫への影響 Part.2
~感染拡大の一因となる「スーパースプレッダー」とは~

 

 

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