こんにちは。この頃、動物病院に肛門腺を詰まらせた患者さんが多く来院します。
肛門腺とは、犬猫のお尻にあり、強い匂いの液体を分泌するところです。肛門を中心として時計で例えると4時と8時の方向に左右1つずつ液体を貯める袋(肛門嚢)があります。
お散歩に行くと犬たちが集まって、お尻の匂いを嗅いでいると思いますが、それはこの肛門腺の匂いを嗅ぎ合っているのです。日々、ウンチをした後にその液体は体外に排出されるのですが、時々それが排出されなくなることがあります。そうすると、動物たちはお尻付近がむず痒くなり、そわそわしたり、しきりにお尻を舐めたり齧ったりします。
そんな時にはトリミングサロンや動物病院などで肛門腺を絞る処置をするのですが、飼い主さんはなかなか気が付かないこともあります。それを長い期間放置しておくと、その肛門腺が破け、肛門の横にもう1つ穴が開いたようになります。貯まりすぎない子も居ますが、小型犬は月に1回は肛門腺の処置をしてあげてください。
★SAE公認動物からのプチ講座・セミナー情報、獣医師からの健康管理注意点など飼い主様に役立つ情報配信中★
メルマガサンプルはこちら
(アドレスだけで登録できますので是非お気軽に)