対象(object)

自分が一体感を持つ、親しい存在のことを「対象」といいます。

飼い主は、親子や兄弟、夫婦のようにペットに語りかけ、ペットを自分の子供のように表現します。
これらは、飼い主が別れがたい存在(一体感のある関係)としてペットを認識している証拠です。

つまり、ペットは、飼い主の「対象」なのです。
そして、「対象」は、関係する別の「対象」と密接に結びつきます。
ペットという「対象」は、彼らが暮らす家、散歩する地域、そこに広がる風景(景観だけでなく、散歩の途中で出会う人々や動物を含む)というそれぞれ異なる「対象」と深く関わり、飼い主は、いつの間にかそれらすべてを大切に感じるようになっていきます。
犬を飼ってはじめて地元愛に目覚めたという人がいることも、そのような理由によるものです。

飼い主は、自分同様、ペットとともに日常を生きており、その中でペットへの愛情と依存性を強めていきます。
ペットロスは、そのすべてがいったん破綻し、再生する過程で飼い主を発展させる貴重なメカニズムなのです。

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ペットとの別れを悲しいだけのものにしないためにペットロスを正しく理解する

「ペットも家族の一員」と考える飼い主が増えました。それに伴い、ペットとお別れしたときに何かしらの肉体的・精神的不調を訴える人が増えています。ある保険会社の調査によると、「突然悲しくなり涙が止まらない」「疲労感、虚脱感、無気力、めまい」などのペットロスによる症状を1ヶ月以上も体験した飼い主は半数にも上ります。
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