デス・エデュケーションによる予防の重要性
第4段階の怒りは、多くの場合、解決できないため、不健康なものになりがちです。
これを予防するためには、ペットが元気なうちから「別離への準備教育(デス・エデュケーション)」を通して悲嘆への理解を深めておくことが大切です。
ここでは、とくに以下の5項目を挙げています。
- ペットの価値を考え、関係を大切にする
- 元気なうちにペットの最期の迎え方について話し合っておく
- 別離した時に経験することについて知っておく
- ペットとの別離後、生きがいや人生の楽しみを見つけておく
- 周りの人とのつながりを大切にする
これらをまとめると、日々のペット飼育を飼い主とペットの漫然とした依存関係に終わらせないということができるでしょう。
ペットには必ず「かわいい」以外の価値と意義があります。
その価値と意義をペットが元気なうちから考え続け、感じ続けることが怒りを防ぐワクチンとなって、ペットロスのダメージを軽減してくれます。
それが、ペットとの別離を運命のせいにして呪う時間を最小限にとどめてくれるのです。
ペットとの別れを悲しいだけのものにしないためにペットロスを正しく理解する
「ペットも家族の一員」と考える飼い主が増えました。それに伴い、ペットとお別れしたときに何かしらの肉体的・精神的不調を訴える人が増えています。ある保険会社の調査によると、「突然悲しくなり涙が止まらない」「疲労感、虚脱感、無気力、めまい」などのペットロスによる症状を1ヶ月以上も体験した飼い主は半数にも上ります。
何故このようにペットロスによる症状が現れるのか、どのように対処していけばよいのかを、正しい知識と理論から学び、ペットロスに対するセルフマネジメント能力を身につけてみませんか。
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