1月17日(日)、本日はペット災害危機管理士(R)通学認定講座1級を実施しました。
緊急事態宣言の再発令に伴い、本講座の受講スタイルを「Zoom」を利用したオンライン講座に変更して開催しました。

ペット災害危機管理士(R)は、災害時(地震・火災など)、ペットと飼い主を避難誘導・救援等するため、飼い主の統率を取るスペシャリストとしての認定資格です。
1級講座は、災害経験地からのライブ講話を取り入れ、3人の講師から発災後の支援から復旧・復興までの実践や考え方を学び、災害マネジメント能力として必要な3つのファクターを修得します。
講師は、ペット災害危機管理士(R)統括講師の鈴木先生が進行を務め、ペット災害危機管理士(R)1級講師の上野先生(広島より中継)、岡先生、大出先生が講義をさせて頂きます。

講座の冒頭では、受講生にクレド(夢)宣言をして頂きます。
1級取得後の目標や思いを自分の内から言葉で表すことで、周囲を惹きつけ、まとめることが出来る指導者を目指して頂きます。

上野先生のパートでは広島よりリモート中継で、西日本豪雨災害の広島での被災体験を元に講義頂きます。
当時の被害状況をはじめ「後方支援のあり方」を主題に、支援物資の送り方や管理方法、当時の問題点やニーズなどが伝えられ、避難生活や被災地でのボランティア活動などが未経験でも、具体的な支援方法を詳細に学べ、実践的な知識を得ることができるパ―トです。

大出先生のパートは、今までの災害時の行政の動きを学び、行政との連携と対応力を身につけます。
行政の支援範囲(何がどこまで可能なのか)を予め知っておき、自分ですべきこと・やれること、行政に頼ること・頼れること、をしっかり見極め、自身や家族を守るために能動的に動く力を養います。
アクションではペット災害危機管理士(R)資格を持つものとして、避難所運営シミュレーションを行って頂きました。
災害発生時に迅速に的確に行動できるように、日頃から災害発生時をイメージして、その時の動きを、自分にマニュアル化して刷り込んでおくことが大切ということを学んで頂きました。

最後の岡先生のパートでは、東日本大震災の事例からの講義になります。
東日本大震災での被害を後世に伝えるために大事な視点『絆力』が、このパートで養う力です。
絆力がなぜ大事なのか?被災前の状態の戻すのではなく、より良く生まれ変わるために必要なのは?
復旧・復興から更に先の未来に繋げる思考を育む講義が展開されました。
地震発生→津波観測→津波からの避難指示までの一連の時間経過の解説、被害状況や被災地の写真など、当時の状況がまざまざと伝えられ、また、心に響くキーワードがいくつも残ったのではないかと思います。

今日の講義を受け、受講生には後日課題を提出頂きます。その課題を元に審査し、合否は後日発表となります。

【受講生の声】
・復旧・復興・絆の目指す目的をどのように設定し、関係する人達・行政組織とどう関わるべきか?今後の自分の行動方法をどうするか?を真剣に模索する機会になりました。
・復旧・復興に向けて被災者の方たちがどのような気持ち、考えをもっているのか、講義を聴きながらとても考えさせられました。
・自分自身では幸いにも被災を経験しておりませんでしたが、本講座でマスコミの報道ではない生の災害の様子を肌で感じることが出来ました。オンラインでもそれが十分に伝わってまいりました。
・この講座は単に災害防止やペット同行避難の知識を学ぶのではなく、災害を被った人々の幸福を願い、そのために行動する力を養うものであると感じました。そのためには何をすべきか、何をしておくべきか、日々暮らしの中で考えていかなければならないことを強く思いました。

当協会としましても、当講座をはじめてのオンライン開催ではありましたが、受講生の皆様ご参加ありがとうございました。

ペット災害危機管理士(R)1級講座の次回開催は、2021年7月10日(土)です。
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その他の級の、今後のペット災害危機管理士(R)講座の開催予定は、通学講座・1Dayセミナー日程ページをご参照ください。
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その他、SAEでは、ペットの健康管理や生活に役立つ講座・セミナーを多種開催しています。
開催日程は随時更新していきますので、こちらの1Dayセミナー情報をご確認ください!

 

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