9月30日(土)11:00~、日本の防災社会のために研究・活動する斉藤容子先生を講師にお招きし、ペット防災活動に活かすための+αオンラインセミナーを開催しました。
この+αセミナーは全3回のシリーズで、単回での参加も可能です。今回はその第1回目として開催しました。

今回は「災害時にジェンダー視点、災害対策に必要なの?」をテーマに、1時間の聴講となりました。
日本各地が大きな災害に見舞われることが多くなってきた近年、国や自治体は災害対策に力を入れるようになってきました。
しかし、その対策にジェンダー視点を取り入れているところはまだ少ないのはないでしょうか。
避難所が抱える課題解決のためにジェンダー視点は不可欠で、災害対策とジェンダー視点の関係を知るため、まずは「ジェンダーとは?」から、斉藤先生の講義は始まりました。

災害のサイクルを緊急期、復旧・復興期、減災・防災期に分けて、避難所の環境、心身の健康、安全対策、衛生問題、孤独死など誰もが直面する課題について、事例を交えながらお話しいただきました。

“性別の違い、年齢の違い、文化の違いにより誰一人として同じ人はいない。誰の視点で決めているのか?そこに多様な視点は入っているのか?災害だから・・の対策で良いのか?などの疑問を持つことから始めましょう”いう斉藤先生のセミナー最後でお話しにはひときわ強い力が感じられました。

<受講生の声>
●災害時にジェンダーという言葉が不思議でしたが、避難時にはこういう視点を持って対応していくことも必要だと思いました
●避難所における問題点をデータに基づいて説明していただいたので分かり易かった。
●数字で現状を把握することで現実が理解できたのが良かったです。

などの感想をいただきました。ご聴講ありがとうございました。

当セミナーの第2回は、11月18日(土)に開催を予定しています。
テーマは「災害国イタリアの災害対策から日本は何を学ぶ?」です。
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