やっと猛暑日を観測する日が減り、朝夕と涼しさが際立ってきたかと思います。
天気が良くてもどこかひんやりとした空気で、過ごしやすいですね。
前回に引き続き、猫の避難についてみていきたいと思います。
猫を飼っている人にしてみると、あの子たちを連れての避難はとても困難なように思えるのではないでしょうか。
なぜなら、「猫は環境の変化に敏感な動物」であることを理解しているからでしょう。
猫の避難での最大の課題
【猫の強いストレス反応】
猫は環境変化にとても敏感な動物で、見知らぬ人・動物の存在や騒音、においによって強い恐怖や不安を感じる傾向にあります。
そのため、無事避難所へ避難できたとしても、その後、食欲不振・下痢・攻撃性・キャリーから出てこないなどの問題が起きやすいと考えられます。
【避難所での受け入れの難しさ】
猫の鳴き声や排泄物等の臭い(猫の排泄物の臭いは動物の中でもトップレベルでくさい)、抜け毛への苦情の他、アレルギーのある避難者への配慮が必要となります。
それに加え、コロナ以降、感染症への配慮から避難スペースが限られ、同伴避難ができないケースも多くあります。
こうしたことから、避難所へ避難するのではなく、在宅避難や車中避難を視野に入れているご家庭も多いのではないでしょうか。
とくに都市部では、ペットを飼っている人は可能であれば在宅避難を、と呼びかけているところもあります。
都市部で「在宅避難」を進める背景
在宅避難(自宅などで過ごす避難)の推奨には、都市ならではの事情が関係しています。
例えば、避難の混雑・キャパシティ問題。
これは、高層マンションや密集住宅、人口密度の高さなどで、多数の人が避難所に殺到すると、物理的に収容が困難になるためです。
避難所までの移動で交通が遮断されることもあり、在宅が安全なら無理に外に出さない方が混乱を避けられるという考えもあります。
他にも、避難所での衛生・感染リスク・ストレスを避けられるという利点もあります。
具体的な一例として、世田谷区の「災害時のペットの避難について」のページでは、基本方針として 「在宅避難」が基本、と明記されていて、”避難先・避難方法の判断”、やむなく指定避難所に「同行避難」 とするという構成になっています。
こうしたことからも、耐震・耐火・家具の固定などが十分なら、自宅または近隣で待機できれば怪我のリスクを減らすことができるでしょう。
ただし「在宅避難」が最善とは限りません
以下のような場合には避難所へ避難することが必要になることもあることを覚えておきましょう。
■自宅が倒壊する恐れがある、浸水する可能性が高い地域(津波・洪水リスクがある場所など)
■火災・土砂災害などで建物の安全が確保できない状況
■避難勧告・避難指示が出ていて、公的に退避が求められている場合
など
よく、避難が困難と思われる場合には自宅の安全な場所に、と聞きますが、その自宅そのものが土砂などによって流されてしまっては却って危険というものです。
在宅避難を第一と考えていたとしても、それで安心するのではなく、避難する、ということも視野に入れて、日頃から対策しておく必要があるのです。
環境の変化に敏感だから連れ歩かない、というのは猫の性質を知っていれば猫のことを考えた最良の選択ではあるものの、だからこそ小さい頃から近所へのドライブやペットホテルなどに預けるといった”環境の変化”に慣れさせる練習が望まれるのではないでしょうか。
自然災害による被害を全て食い止めることはできません。
災害に備える、というのは、生き残る手段であることはもちろん、万が一が起きた際、少しでも悔いを軽くするための予防策だと思っています。
事が起きた時、どうしても後悔することはあるでしょう。
でも、こうしておけばよかったのでは、ではなく、これだけ備えていてもこうなってしまった、と自分を納得させるためにも、備えられるだけのことをしておくのはいかがでしょうか。

こんなことが学べるのはこの講座!
災害発生時、自身や家族、大切なペットの身を守り、非常時を生き抜いていくためには?
猫防災アドバイザー通信認定講座で、猫の生態を理解し、災害を乗り越えるための備えや知識を学べます。
[関連記事]こちらもチェック!
【ワンポイントアドバイス】災害時の猫の避難を考えるPart.1
9月に入ったというのに連日真夏のような暑さで、もういい加減にしてほしいと思う今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。 とはいえ、北日本は朝晩徐々に涼しくなっ...
【ワンポイントアドバイス】災害時の猫の避難を考えるPart.3
秋っぽい空気になって来たかと思えば、日中は真夏日になったりと、1日の寒暖差で体調がついていかない、なんてことはありませんか? 猫や犬などのペットも今年の天候はこ...
3月も最終週となりました。心地よい気候への移り変わりに喜びつつも、季節の変わり目に体が驚き風邪をひいたり体調を崩しがちな時期でもあります。 顔を出した春の気候で...
\ためになる情報が満載/
SAEのSNSでも、お得なキャンペーンやセミナー、生活に役立つワンポイントアドバイスなど様々な情報を発信しています。ぜひ、フォローしてくださいね!
![]()





























































