「土用の丑の日」と聞くとうなぎを思い浮かべる人が多いと思います。
昔から、この日に「う」のつく食べ物を食べると病気にならないとも言われています。
2023年は7月30日(日)が土用の丑の日に該当します。

今回は、犬の管理栄養士が犬が食べられる「う」のつく食べ物をいくつかPickup!
いつもの食事に「う」のつく食べ物をトッピングしてみてはいかがでしょうか。

きゅ「う」り

【ワンポイントアドバイス】犬の管理栄養士が解説!犬の一緒に楽しむ夏の食事でもご紹介しましたが、夏場の水分補給にぴったりのきゅうり。
90%以上が水分と言われており、低カロリーでダイエット中の犬が食べるご飯のかさましや熱中症対策に利用できます。

よく、「世界一栄養がない野菜」なんて不名誉なことを言われてしまうきゅうりですが、視力維持や皮膚の健康に役立つβカロテン、利尿作用のあるカリウム、血液と骨の健康に役立つビタミンKなど、様々な栄養分が含まれています。

もちろん良いことばかりではありません。
きゅうりはスイカやメロン同様にウリ科の野菜。ウリ科のアレルギーを持っている犬には、おススメできません。

また、犬にきゅうり一本を与えて、そのままかじっている姿を見る機会がありますが、のどに詰まらせたり、消化の際に胃腸の負担になることもあるので、与える際は細かく切るか、すりおろすようにすると良いでしょう。
また、水分が多いので与えすぎると下痢をしてしまうこともあるので注意が必要です。

なっと「う」

納豆は、人間にとっても健康食品の代表格ですが、犬にとっても健康に良い成分をたくさん持っている食べもの。
それに、犬は納豆をはじめとして、ヨーグルトやチーズなど、発酵食品が大好き!暑さで食欲が落ちている時などのトッピングとして活用できます。

そもそも発酵食品である納豆は、通常の大豆より消化しやすく胃腸の負担が軽減できます。
さらに、血栓を溶かし、血液や血管の働きをサポートするナットウキナーゼや、抗酸化作用のある大豆サポニン、食物繊維も豊富で整腸作用もあります。

もちろん、大豆アレルギーの犬にはおススメできませんし、本来は身体に良い栄養分も摂りすぎは悪影響をおよぼします。
納豆についてくるタレなども犬には悪影響なため与えてはいけません。

与える場合、小型犬で1/4パックほど、中・大型犬で1/2パックほどでOKと言われています。
さらに、大粒の納豆は消化されずにそのまま便と一緒に出てくることもあるそうなので、ひきわりの方がBETTER!

ちなみに、我が家の愛犬はドライ納豆を与えたところ、興味深そうに口に入れた瞬間、あのネバネバに驚き、吐き出そうとしても張り付いて取れずにプチパニック状態に。
そんなハプニングも起こりえるので、まずは少量から与えてみると良いでしょう。

 

納豆を食べる黒柴犬

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