◎動物病院との付き合い方

みなさんはどんな時に動物病院と関わっているでしょうか?ねこちゃんの具合が悪くなった時や病気になってしまった時に行くところだと思っていませんか?
その時に頼りにしていただくのはもちろんですが、その他に普段から健康診断や予防、飼い方相談などに行くところとして動物病院を考えて頂ければと思います。(一部、二次施設や救急病院は異なりますので注意が必要です。)

日々の診療でももっと早くに気付いていれば…という状態で出会うねこちゃんがいます。
健康診断に関してはこれまでも取り上げていますが、特に早期に発見することで負担が少ない状態で病気を発見し治すことが出来たり、悪化してしまうと命の危険になるものを未然に防いだりすることがあります。
ねこちゃんにとっても悪化してしまい、とても苦しかったり身体に負担が掛かる前に治療が出来ることで負担が少なく、少しでも苦しまずに済むことが出来るかと思います。
治療や入院期間、それに伴う費用も悪化してしまう前と後では全然異なる可能性が高いです。

また、定期的に動物病院に行くことで普段の悩みや食事なども相談することで解決する場合もあります。
日常的に獣医さんに診てもらうことで、体調の変化に獣医師も気付きやすくなります。

1ヶ月前に会ったねこちゃんと5年前に会ったねこちゃんでは獣医師としても以前の様子などから推測出来る情報が変わってくるので、定期的に診てもらうことを心掛けたいですね。
病気で苦しい時のみに動物病院にかかっていると病院が嫌いなねこちゃんになってしまうことが多いですが、小さい頃から普段から動物病院と関わっていることで通院が好きになるねこちゃんの報告などもあります。
ねこちゃんの普段の通院の精神的な負荷も変わってきますし、病院嫌いなねこちゃんを連れて行く飼い主さん達も大変だと思いますので、是非こちらは覚えておくと良いでしょう。
なるべくねこちゃん達にとってストレスなく動物病院と関わるのが一番かと思います。

AniCure株式会社 代表取締役/獣医師
日本ねこ医学会(JSFM) 理事実行委員
獣医腎泌尿器学会会員
一般社団法人全日本動物専門教育協会 学術部会学術会員
浅見優樹

AniCure動物病院にて日々の診療業務に取り組みながら、診療とともに腎泌尿器の研究やFIPなどの猫の難治性疾患への取り組みなど日々行っています。より良い獣医療や動物達が健康に長生きすることを目指し、飼い主様への啓蒙講演など多方面での活動を行っている。

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