世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス。
日本でも日々感染者数が増えている状況ですが、そんな中でイギリスからこんなニュースが飛び込んできました。
『「新型コロナ探知犬」誕生なるか、英慈善団体が調査へ』
というものです。

イギリスの慈善団体が複数の大学の研究者たちと協力して、犬が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を探知することが可能かどうかを調査するというのです。
もともと、なんらかの病気を患っている患者は、その疾患ごとに異なる匂いを引き起こすとされていて、実際にこの団体ではこれまでも、がんやパーキンソン病、細菌感染などの疾患を特定するよう訓練してきているそうです。

さらには、犬は皮膚の温度の微妙な変化も探知することができるとされ、人が発熱しているかを判断するのに役立つ可能性もあるそうです。

可能性の有無に関しては、呼吸器疾患によっても体臭が変わるということで、犬が新型コロナウイルス感染症を探知できる可能性は「非常に高い」とか。

ちなみに、訓練には6週間ほどかかるということですが、前述しているように、すでにがんやマラリアの患者をにおいで特定することに成功している実績があります。
新型コロナウイルスの感染者にもしも特有の匂いがあれば、そう難しいことではないでしょう。
うまくいけば短時間で多くの人を対象にできるため、空港などで無症状の感染者を特定することなどが期待されています。

空港で働く検疫探知犬
▲過去にSAEが育成・斡旋した空港の検疫・銃器探知犬
「コロナ探知犬」の誕生・活躍も期待!

このように、世界では新型コロナウイルスに対応しようと様々な手段を講じています。
国内においても、状況は刻一刻と変化し、このまま終息を迎えるのか、さらなる危機的事態を迎えることになるのか、全くわからない状況です。
やみくもに怖がり過剰なストレスを抱える必要はありませんが、自分の行動が何を引き起こすのか、その結果が周囲の人たちだけではなく、大切なペットたちにどのように影響してくるのかをいま一度考えてみましょう。

そして、先日の記事「【ワンポイントアドバイス】ペットたちの様子が変?新型コロナウイルスの意外な影響」でお伝えしましたが、犬の場合、散歩で外にでる機会が出てくると思います。
しかし、新型コロナウイルスに限らず、自然災害の規模や状況によっては、外に出ることがままならないことも想定されます。
この機会に、1日2日と屋内だけで過ごすことを共に体験し、何ができて何ができないのか、できないことを改善するために何が必要か、ということを考える機会にしてみてもいいのではないでしょうか。

【ワンポイントアドバイス】ペットたちの様子が変?新型コロナウイルスの意外な影響

 

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