日本では、ここ数年、犬の飼育頭数より、猫の飼育頭数のほうが上回ってきています。
これは、飼い主の高齢化に伴い、散歩の必要な犬より猫のほうが飼いやすいといった考えや、トイレのしつけなどのしやすさといった点が挙げられているようです。
そんな猫たちは、いつから日本にいたのか知っていますか?
今回は日本の猫の歴史と特徴について、猫健康管理士が解説します!

新発見で定説が覆る??

猫の祖先がリビアヤマネコ、というのはDNA検査からもはっきりしていて覆りようのない事実。
そのリビアヤマネコと人間との出会いは、今から約1万年前。現在のイラク周辺にあたるメソポタミアと考えられています。

では、日本にはいつからいたのか。
つい10年ほど前までは、奈良時代から平安時代の初期に、仏教の経典(紙)をネズミから守るため、中国から一緒に渡ってきたと言われていました。

ところが2007年に兵庫県の古墳から、「猫っぽい動物の足跡」がついた土器が発見されたのです。
その年代を推定したところ、およそ1400年前、古墳時代後期から飛鳥時代のものということが判明しています。
さらにその翌年、長崎県の遺跡から、イノシシや魚などの骨に交じって、十数点の猫のものらしき骨が見つかりました。
こちらも年代を推定した結果、これらの骨は今から約2100年前の弥生時代のものであると判明しました。
この発見により、日本への猫伝来の時期は、約700年も遡ることになったのです。

「日本の猫」と「海外の猫」の違い

さて、そんな「日本の猫」ですが、海外の猫と違う点があることをご存じですか?
それはなんと「尻尾」!

実は、「日本猫」と呼ばれる猫たちの尻尾はとても個性的。
細長いもの、極端に短いもの、先が折れ曲がっている(カギ尻尾と呼ばれる)ものなど様々ですが、とくに短尾の猫は、世界的には比較的珍しいとされています。

さらに面白いのは、東に行くほど尻尾は細長くなり、関西方面では尻尾が短くなり、西に行くほど尻尾は折れ曲がっているとか。
確かに関東・東北の方では尻尾が短い猫や折れ曲がった猫はあまり見かけないなぁ、逆に、南日本の方ではよく短い尻尾の猫を見かけたなぁ、と思い出すと、とても興味深いものを感じます。
完全室内飼育の猫の場合は伺い知ることはできませんが、野良猫さんや地域猫さんに会う機会があるときには、そんな「個性的な尻尾」に注目してみても面白いかも知れませんね。

 

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