皆さんは、ご自身が飼っているわんちゃんの「特性」というものをご存知でしょうか?
1頭1頭に個性があるように、犬種には「特性」というものがあります。
その特性を知らないと、困った事態が起きてしまうこともあります。
今回は、そんな犬種の「特性」について、犬の皮膚被毛ケアリストからご紹介していきます。

小型犬種人気No.1「プードル」の特性

プードルには、大きく4つのサイズがあります。
体高25センチ前後が理想とされるトイ・プードル。
体高35センチまでが理想とされるミニチュア・プードル。
体高45センチまでが理想とされるミディアム・プードル。
そして、プードルの中で一番大きいスタンダード・プードルは、体高60センチまでが理想とされています。

もともとは、大きいサイズのスタンダード・プードルを小型化して、今の小さなプードルを作り上げてきました。
実はこのプードル、歴史はとっても古く、水辺の猟を得意とする犬が先祖であると言われています。
そうです、もともとプードルは猟犬出身なのです!

そのせいもあってか、見た目の小ささに反して活発で、運動が得意な子が多い印象を受けます。
気がついたらソファやテーブルに乗っていた、という話はよく聞きますし、ドッグスポーツの1つであるアジリティやドッグダンスを楽しむ方も多く見受けられます。

しかし、体が小さい=運動量は少ないという印象からか、中には散歩や運動はいらないと言われて飼うことを決めました、と仰る飼い主さんも一定数いらっしゃいます。
プードルは体が小さくても、もとは猟犬の血をひく犬種。
身体を動かすことは嫌いではありませんので、短距離でも構いませんし、短時間で構いませんので外で身体を動かす時間を取るようにしてあげましょう。

本来必要な運動量が不足すると、過剰咆哮や要求吠え、攻撃行動や自傷行動などの原因ともなりえますし、刺激不足は将来的に認知症を招くきっかけにもなりえますので注意が必要です。

プードルの特徴の1つであるフワモコの毛

こちらも定期的にお手入れをしないと、皮膚にとって大きなダメージを引き起こします。
もつれや毛玉は湿気と汚れを招き、そこから菌が繁殖して皮膚に痒みをもたらし、ひどくなると脱毛や炎症、その痒みや痛みからくるストレスなど、影響をあげるときりがありません。

また、体臭が少ないと言われているプードルですが、カラー(毛色)によって若干違いがあります。
例えば、ブラックやブラウンなど色の濃いカラーの子は、ホワイトやアプリコットに比べると、脂っぽさといった汚れや匂いが少し気になりやすいかも知れない、と言われています。

さらに面白いのは、カラーによって少しずつ性格的特徴に差があると言われているところです。
もちろん個体差はありますので絶対でありませんが、例えばホワイトの子は甘えん坊さんが多く、ブラックの子は落ち着きのある子が多く、シルバーの子は甘えん坊と緊張しやすい子がおり、レッド系の子たちは甘えん坊と勝気なタイプが見られる、といった感じです。

このように、同じプードルでも大きさはもちろん、カラーによる違いが見られます。
プードルを飼われている方は、ぜひ特性を知って、それに合った運動やお手入れ方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?

犬種特性に合わせた適切なケアから犬の健康を支えるには?
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