年が明けて、北日本の我が家は本日も雪が舞っています。
去年の今頃に比べるとまだ少ないですが、本格的な雪シーズンはまだまだこれから。
果たして今年はどうなるのか・・・・。
気温もそれに比例して低く、最高気温でもマイナスが続く毎日。
天気予報を見ると、本当に日本は縦長なんだなぁ、と思わされます。

さて、今回は猫がビニールなどを噛んでしまう「ウールサッキング」について、猫健康管理士より少しお話をしたいと思います。
年末年始はペットの誤飲誤食が増えるお話は以前のメルマガでもご紹介しましたが、今回紹介するウールサッキングが、誤飲誤食に繋がる危険性があるのです。

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ウールサッキングってなに?

ウールサッキングとは「ウール(羊毛)」を「サッキング(吸う)」という意味です。
もちろんウールだけではなく、布類などを吸ったり噛んだり、摂食したりする行動のことをいいます。
これは同じ行動を繰り返す「常同障害」のひとつと考えられています。

猫が寝床などをふみふみしながら敷物などを吸っている場面を見たことのある飼い主も少なくないのではないでしょうか。
見ている分には非常に可愛らしく癒される風景ですが、敷物や毛布などを少々吸うだけなら危険はありませんが、噛みちぎって飲み込むと消化できずに腸にたまり、最終的には開腹手術によって取り除かなくてはいけない場合もある危険な行為の1つと言えます。

このウールサッキングの対象となる素材としては、とくにウール、フリース、毛布が多いようですが、紙類、ビニール類、プラスチック類などを好んで口にしたがる猫もいます。
我が家の保護猫たちももれなくビニール、ダンボール、新聞紙など、色々なものを吸ったり噛んだりしています。

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ウールサッキングの原因

このウールサッキングの原因には、環境の変化などによるストレスや慢性的なかゆみや痛みなどの不調によるストレスが原因だったり、遊びの一環だったり、離乳のタイミングが早かったりといったことが挙げられています。

我が家の保護猫たちはその半数が早くに親元を離れていることから、離乳のタイミングの問題が予想されると同時に、新しい保護猫を迎えることがストレスになり、一時的にウールサッキングを行っていると推察されます。

みなさんのご家庭ではどうでしょうか?
この時期、布団や毛布などを毎日のように使うことでしょう。
ウールサッキングが行われていても、そのかけらを飲み込んでいないかどうかこまめにチェックすると同時に、使わないビニール袋や布製品の保管にも気を配るようにしていきましょう。

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