いよいよ2019年も終わりを迎えます。
今年は特に災害の多かった年だったと思います。
被害にあわれた方の多くが、いまだ被災前の生活を取り戻すための日々を過ごされている中、新年を迎えるわけですが、せめて年の瀬と新年は心安らかに迎えることができればと願っております。
今後の災害をペットと共に乗り越えていくために、ペット災害危機管理士(R)より「ペットと一緒の防災」についてお伝えします。

亥年は災害の年?

実は、2019年の干支である亥年は高い確率で災害が起きていることをご存じでしょうか。
1923年の関東大震災、1947年のカスリーン台風、1959年の伊勢湾台風、1995年の阪神大震災など、被害の大きな災害は亥年に起きていることが多いと言われてきました。

では、来年の子年はどんな年?

子年は十二支の一番目であることからもわかるように、新しい物事や運気のサイクルの始まる年になると考えられています。
何かを新しく学ぶにはちょうどいい年かも知れませんね!

そんな年にぜひ「ペットと一緒の防災」を学ぶのはいかがでしょう?
2019年、各地で相次いだような災害が、今後も同時多発的に広い範囲で繰り返される可能性は捨てきれません。
とくにペットを飼っている家庭では、予想する以上に避難活動、避難生活は困難です。

台風19号の時、都内にいる知り合いはペットがいるから避難所へはいかない、と言い避難をしませんでした。
もともと都内は、避難すべき対象人数に対して避難所を利用できる人数が圧倒的に足りていないことが問題となっています。
そのため事前にペットと一緒に避難ができるとなっている避難所であっても、すでに人がいっぱいで利用できない可能性があるかも知れないと、実際に災害が起きても避難所を利用せずに在宅避難を選択することも少なくありませんし、そのために日頃備蓄をしている家庭も少なくありません。

しかし、都内の問題は避難所を利用できない多数の人がいるだけにとどまらず、江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区、足立区の江東5区に代表される水害に非常に弱い地域が多数存在する、という点です。
上記の江東5区は、大規模水害時、浸水の深さは最大10m、浸水継続時間は最大2週間以上という想定を発表しています。
実際、台風19号のとき、江東5区では自主的広域避難情報を発表するかしないか協議されたそうです。
今回は、予想より早い段階で鉄道などの計画運休が発表されたことにより、交通網の混乱が予想されたことで発表には至りませんでしたが、実際に発表されるような事態が起きていたのです。
そうなると、この地区に暮らす約250万人は可能な限り区外への避難を余儀なくされるのです。
在宅避難を続けたくてもできない状況も考えられるというわけです。

防災・減災・避難生活の知識をつけましょう。

毎年のように起きる災害を教訓に、防災などの知識も常に更新されています。
自らの知識を更新するとともに、災害を身近なことと捉え、いかにペットたちとスムーズに避難するか、避難所でペットを受け容れてもらえるためにできることはなにか学び、万が一の事態に備えませんか?

ペットとの防災、同行避難について正しく知り防災意識を高めるには?
ペット災害危機管理士(R)通信認定講座で、人とペットの身を守ることを重点に災害発生時の危機管理の知識を学べます。

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