猫を飼っている人、猫が好きな人の間では当たり前のこととして認識されている知識の1つに、「猫はマタタビが大好き!」というのがあると思います。
マタタビの木や粉末を与えると、ゴロゴロし出したり、体をこすりつけたり、ガジガジ咬んでみたり、様々な反応が見られます。
最新の研究で猫とマタタビの謎に迫る
つい最近、その「猫はマタタビが大好き!」を裏付ける新たな情報が公開されました。
60年ほど前にも、マタタビのどのような成分が猫の反応を引き出しているのか研究されていましたが、今回は最新技術を用い、改めて研究したとのことです。
それによると、今回新たに発見されたマタタビの成分「ネペタラクトール」は、今まで知られていた成分よりも強い作用を引き起こしていることが判明したそうです。
もちろん何度も何度も検証を重ね、更には人工的に合成したその成分を家庭で飼われている猫のほか、大型ネコ科動物であるヒョウの一種やジャガーに与えると、同じような反応が見られたとのことです。
さらにこの新たに発見された成分は、蚊を寄せ付けない傾向があったということで、マタタビを体にこすりつける行動は、蚊を寄せつけないよう猫の祖先が進化の過程で獲得した性質なのではないかと推測されています。
マタタビの代用品をご紹介
ちなみに、マタタビにまったく反応しない猫もいますよね。
私が飼っている猫たちも、みんなマタタビには少しも反応してくれません。
どちらかというと、キャットニップというハーブに強い反応を示します。
このキャットニップ、実は今回マタタビで発見された新成分、「ネペタラクトール」に似た物質を持っています。
キャットニップは、防虫作用をもつ化学物質「ネペタラクトン」を含んでおり、これが、マタタビの「ネペタラクトール」に似た成分であるとのことです。
日本では猫が楽しむためにマタタビが使われていますが、外国ではキャットニップが使われているそうです。
また、防虫、とくに蚊を寄せ付けないことで知られており、我が家では、このキャットニップを夏場の蚊よけとして家の周りに植えています。
そうすると、近所の猫たちが集まってくるのでちょっとした”猫ほいほい”です。
もし、マタタビに反応してくれなくてがっかりしている飼い主さんがいたら、キャットニップを試してみてもいいかもしれませんね。
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