今日は九州から東北南部は最高気温が平年を大きく上回り、20℃超えの所もあるそうです。「春一番」が発表されるところもありそうです。
長く厳しかった冬の終わりが見えてホッとしますが、気温差は寒いだけの日々が続くより心身にストレスがかかるもの。
体調の変化には充分気をつけましょう。
私たちはもちろんのこと、犬猫にとっても寒さや気温差は堪えるもの。
特に体力のない子犬子猫や体重の軽い小型犬、シニア犬猫にとって、夏場とは違う危険性が潜んでいます。
今回は、冬場の熱中症と水分補給、
室温と湿度に注意
寒さに気をとられるばかりに、暖房器具の設定温度を高めに設定してしまうことがあります。
それに加えて、感染症対策などを考慮して加湿器を併用しているご家庭も多いのではないでしょうか?
そうすると、予想以上に室温が高くなってしまうことがあるので、冬であっても熱中症への注意が必要です。
同じように、ホットカーペットやこたつを好む犬猫、天気の良い日に窓辺で長時間日向ぼっこをしている場合などは、気がついたときには脱水症状や熱中症になっていることもあるのでこまめに様子をみてあげましょう。
というのも、寒い時期はペットたちも人間同様、飲水量や飲水回数が減り、体内の水分量が少なくなる傾向にあるからです。
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飲水量をカバーする
気温が低い時期、特に猫は水を飲ませるのに苦労します。
シニア犬にも同様のことが言えます。
そのようなときは、スープ仕立てのおやつや缶詰めがもってこいです。
お店などで水分補給を謳った製品を見かけることも多くなってきました。
それらを効率的に活用して、平時の水分量を維持できるように工夫してみましょう。
ただ、食事制限等でそういったおやつを与えることができないときは、いつも与えているフードをお湯や肉類だけを煮たスープでふやかしてあげましょう。
もちろん、最初からすべてのフードをふやかすと食べない場合もありますから、まずはほんの少量から試してみましょう。
天候急変が体調不良の原因となりえる
気圧が下がったり天候が急変すると体調を崩す人がいるように、犬猫も天候によって体調不良を起こす場合があります。
特に腎臓に持病を抱えている子は、寒さによって飲水量も減っていることからより危険度が増します。
毎日の飲水量、飲水回数、排尿の回数や量、わかるようなら色までチェックし、記録を取るようにすると、ほんの少しの変化にもすぐに気がつけるようになります。
ただ室内を温かく保つだけではなく、ペットに起こりえる寒い時期の危険性を知り上手に対処することで、安全に季節の変化を乗り切りましょう!
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