前回に続き、「犬の逃走、どう対処する?」について、犬猫飼養アドバイザーから場面別にお伝えします。
今回は、逃げ出した犬に遭遇したときの対処法です。

【前編】犬の逃走、どう対処する?~逃亡編~はこちら
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逃げた犬に遭遇しても逃げないこと

犬は、目の前を素早く動くものを追いかける習性があります。
それが、人であっても自転車であっても車であっても同じです。
犬にとって、目の前を走っていくものは獲物であり、追いかけて捕まえたくなってしまうのです。

ですから、外でリードから外れた犬を見かけた時、背中を見せて走っていくのは「自分を追いかけてきて!」と言っているようなもの。

まずはその場に立ち止まり、じっと犬の様子を伺います。
とはいえ、目線を合わせるのは避けましょう。
犬の興味をひいてしまう可能性があります。

目を合わせないように、犬がどのような進路で動こうとしているのか、それとなく観察します。

子どもに伝えるなら、「電信柱になったつもりで」でしょうか。
悲鳴をあげず、目を瞑ってただじっと立ち止まって大人の助けを待つように伝えましょう。

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逃げた犬を確保する際の注意点

自分で飼っている犬なら、性格などもわかっているでしょうし確保も難しくないかもしれません。
しかし、知らない犬ではそうもいきません。
逃げ出した犬は、興奮していることも少なくありません。
そのような犬は、不用意に手を出すと咬まれる危険性もあります。
唸り声を出していたり、背中の毛が逆立っていたりする場合は、それ以上近寄らないようにしましょう。
上から手を差し出すのもNGです。
自分で確保が難しいと感じたら無理はせず、警察や保健所などに連絡して対応してもらうことをお勧めします。

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