年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
なかには「年末年始食べすぎちゃったな」「気がついたら愛犬の胴回りもなんかちょっと丸くなった?」とか思っちゃう方もいるかも知れません。
そんなときは、愛犬と一緒にダイエットなんてどうでしょうか?

ただし、今回ご紹介するのは基本的には健康で、適正体重をほんの少し上回ってしまった子や適正体重なんだけど最近ちょっと油断してた!という子が対象です。
完全に肥満と診断される子は、徹底したフード管理も必要となりますし、ダイエットによって健康を損なわないためにも獣医師との連携が必要となりますから、そのような子の場合はまず、かかりつけの動物病院にご相談してくださいね。

まず、愛犬の「適正体重」を知りましょう

世の中の飼い主さんの中には「大きくならないように」と本来必要なフード量を与えないことがあったり、体質的に太れない子に「良かれと思って」必要以上のフードを与えてしまったりすることがあります。
実際この手の飼い主さんたちの話は、皆さんが驚くほど耳にする機会があります。

適正体重を知るためには、かかりつけの動物病院で確認してもらうのが一番!
基本的に健康な成犬であれば1年に1回程度、生後数ヶ月の子犬やシニア期の老犬、もともと体調が変化しやすいというような場合には、その他の健康チェックと併せて、2,3ヶ月~半年に1回程度の頻度で確認してもらうと良いかも知れません。

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愛犬の「犬種としての特徴」を知りましょう

皆さんの身近にいる犬たちは、成犬になった時の体重が3kg未満の超小型犬といわれる犬種もいれば、80kg~100kg近くになる超大型犬まで、サイズにそれぞれ違いがあります。

超小型犬や小型犬を飼っている人の中には「散歩などの運動は必要ない」と言われて飼った、という人たちが一定数いますし、大型犬は運動量が多そう、というイメージを持つこともあるでしょう。
しかし、大型犬だからたくさんの運動が必要かというと、そうでもないのです。
その犬種に必要な運動量は、その犬種がどのような歴史を辿ってきたのか、によって変わってきます。

例えば小型犬種で不動の人気のトイプードル。
この子たちは猟犬を改良して作出された歴史を持ち、ふわふわ可愛い見た目に反して運動神経は抜群と言われています。
ジャンプも得意でバランス感覚も優れており、様々なトリック(芸)を覚えることもできます。

同じく人気犬種のダックスフンドは、原産国のドイツでは現役の猟犬として活躍しており、小さな体に驚くほどのスタミナを持っています。

このように、見た目に反した運動量を必要としている場合が多いですから、愛犬に必要な運動量が知りたいときには、その犬種の歴史を調べてみると目安がわかると思います。

ダイエットは長い時間をかけて成功させましょう

人間でも、急激なダイエットは健康を損ねたり、リバウンドの原因となったりと失敗してしまうことが多いと聞きます。
年始年末に増えてしまった体重は、3~4ヶ月ゆっくり時間をかけて落としていくようにすると良いでしょう。

飼い主と愛犬が一緒にできるダイエットで、一番簡単にできるもの、それが「お散歩」です。
ゆっくりのんびり時間をかけて歩くことで、思っている以上のエクササイズ効果を得ることができると言われています。
また、いつも行かないコースを歩くことは、犬たちにとっても新しい発見に繋がり、良い刺激となることでしょう。

しかし、無理は禁物

すでに適正体重を大幅にオーバーしてしまっている場合には、長時間歩くことで関節に負荷がかかり過ぎて、他の問題を引き起こす可能性がありますし、他の持病が原因で運動を控えた方が良い場合もあるでしょう。
そのような場合には、しっかりとかかりつけの獣医師に相談したうえで、無理のない運動を続けるようにしましょう。

また、この季節であれば大雪などの影響でお散歩が難しい地域もあることでしょう。
そのようなときは、できる子は一緒に階段の上り下りをしてみたり、廊下や室内を利用して”持ってこい”をしてみたり、ドッグヨガに挑戦してみたり、室内でできる運動を取り入れながら散歩と組み合わせると良いでしょう。

冬場はどうしても脂肪がつきやすい季節。
ぬくぬく暖かいところでおいしいものを食べた後は、しっかり運動して人も愛犬も適正体重を維持したいものですね。


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