大規模災害時に避難所でのペットの受け入れが円滑に進むよう、環境省は自治体の管理者向けにチェックリストを作成し、近く都道府県などに通知する方針を決めたことが、2月20日発表されました。
リストには受け入れ可能な避難所の公表などを盛り込み、態勢整備を強く促すとのことです。
飼い主としては、ペットと共に避難できる態勢が整っていくのは大変嬉しい方向だと思いますが、では避難する自分たちの態勢はどうでしょうか?
今回はペット災害危機管理士(R)より、災害時ペットを連れて避難する「同行避難」と「同伴避難」の意味と違いについて、環境省が策定した「人とペットの災害対策ガイドライン」に書かれた文章を参考にして、説明させていただきます。

「同行避難」とは・・・

災害の発生時に、飼い主が飼養しているペットを同行し、指定緊急避難場所等まで避難することをいいます。
同行避難とは、ペットと共に移動を伴う避難行動をすることを指し、避難所等において飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものでありません。

「同伴避難」とは・・・

「同行避難」がペットとともに安全な場所まで避難する行為(避難行動)を示す言葉であるのに対して、「同伴避難」は被災者が避難所でペットを飼養管理すること(状態)を指します。

▼重要なのはここからです▼
ただし、同伴避難についても、指定避難所等で飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものではなく、ペットの飼養環境は避難所等によって異なることに留意が必要です。

インターネット等でこの2つを検索すると、必ずといっていいほど、同伴避難は避難所でも一緒の空間で過ごすことができる避難のことを意味しています、と説明しています。

しかし、環境省が定めた「同伴避難」はあくまでも被災者が「避難所で飼養管理すること」を指し、「一緒の空間(同室)で過ごす」とは言っていないのです。

もちろん避難所によっては一緒に過ごすこともできるかも知れません。
ただし、「吠え」や「排泄の問題」などを抱え、飼い主がペットをコントロールできない状況にあれば、他の避難者のことを考えて、同室での避難は難しくなるのは当然のことです。

だからこそ、日頃からしっかりトレーニングすることが飼い主には必要になるのです。

また、最近は狂犬病予防ワクチン等を獣医師の判断なく受けさせない飼い主も少なくないと聞きます。
もちろん病気や高齢によって免除されている場合は獣医師から書類が発行されます。
これも、1年に1回きちんと獣医師に診断してもらった上で、1年間の免除という形で発行されます。

万が一の大規模災害が起きた場合、注射済票や鑑札をつけていない犬は避難所に入れなくても仕方ありません。
過去には狂犬病予防注射を受けさせていなかった飼い主が逮捕された例もあります。
守らなくてはいけないことを守らずに、ただ守ってもらうことを期待するのはあまりにも自分勝手です。

日頃からしっかりトレーニングをして災害に備えること、狂犬病や混合ワクチン、外部・内部寄生虫予防など、「飼い主の義務」として備えるようにしましょう。

この記事をお読みの皆様。
周りの飼い主さんたちにも、「同行避難」と「同伴避難」の正しい知識、日頃から備えることの大切さを伝えていってくださいね。

 

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