7月3日(金)から梅雨前線が本州付近に長く停滞し、これまでに例のないような記録的な大雨が10日以上に亘って長期間続いていました。待ち遠しい梅雨明けですが、来週以降、南の方から徐々に梅雨明けとなり、その後は気温が高い日が続くようになってきています。
先日、梅雨の合間の日差しが降り注ぐ日中に愛犬と散歩している飼い主さんを見かけました。今回は、犬の在宅看護師より、 犬たちの身体を支える肉球と夏にも気をつけたい肉球ケアについて、お話します。

肉球は万能な靴の役割

人間はかかとを地面につけて歩きますが、犬はかかとを浮かせて歩く趾行性(しこうせい)の動物です。
つまり、犬は歩いている時は人間でいう「つまさき立ち」になっていて、全体重をつま先で支えている状態です。

足裏の肉球は、衝撃を吸収して足の骨や関節を地面の衝撃から守っています。また、滑りやすい場所や坂道でブレーキの役割も果たします。

また、肉球は感覚器官としても機能しているので、犬は地面のタイプを区別したり様々な情報を肉球から感じ取っています。
外で飼われていたり、砂利道をよく歩く犬の肉球は厚くて硬く変化していき、逆に室内犬や舗装された道ばかり歩く犬の肉球は柔らかいです。

夏のお出かけは地面の温度に注意!

夏は、涼しい時間帯に散歩をすると思いますが、地面はまだまだ熱いかもしれません。
特に、1日中太陽に照らされていたアスファルトや、マンホールや排水溝などの金属部分は、陽が落ちてもかなりの熱を持っている場合があります。
散歩に出る前に地面を手の平で触ってみて、歩けるかどうかの判断をすることも大切です。触るだけでは判断しづらいので、手の平を数秒間当てたままにして熱く感じないか、当て続けていられる熱さか確認してください。

「犬の肉球は丈夫だからヤケドなんて・・・」と思うかもしれませんが、肉球はとってもデリケートです。散歩から帰ったら、よくチェックしてあげてください。
黒や茶色の肉球だと見た目では変化に気付きにくいかもしれませんが、表面的に何もないように見えても、深部で炎症を起こし細胞レベルでヤケドが進行してしまう恐れがあります。
いつもより肉球を舐めていたり、歩きにくそうにしているという様子が見られないか、愛犬の反応も確認してみてください。

夏の肉球ケアも大切に

肉球のヤケドを防ぐには、

  • お出かけ前に地面の温度の確認
  • お散歩から帰ったら肉球のチェック
  • 肉球クリームで潤いを与えて肉球保護

を習慣にしましょう。

なるべく日陰の多いルートや、土や草の上を歩けるルートを選択するのもよいでしょう。
肉球の保護を目的に靴を履かせることもありますが、床の振動を肉球で感じる犬は、肉球を何かで覆われることに抵抗するかもしれません。履かせる場合には薄手の靴を履かせるようにしてくださいね。

動物看護師より犬の肉球ケアについて

 

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