この度は台風21号、および、平成30年北海道胆振東部地震で被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
今回の台風と地震も想定外・予想外の事態が多く発生しており、甚大な被害が発生しております。
皆様は、ペットと共に避難する準備はできていますか?
今回はペット災害危機管理士(R)より、ペットと防災についてお話します。

防災の日について

1923年9月1日に発生した関東大震災にちなみ、9月1日は「防災の日」と定められています。特にこの前後の一週間は防災週間として日本各地で様々なイベントが催されます。
日頃忘れがちな防災準備。皆さんもぜひこの機会に、ご自宅の防災準備を見直してみてください。

災害とペットの問題

2011年の東日本大震災では、ペットを飼っている方も多数被災しました。命は助かっても、脱走したり、飼い主とはぐれたりして野生化するペットが多数いたことが確認されています。
また、避難の際に連れて行くことができないために自宅に残したり、意図的に逃がしたりした飼い主も多くいました。各自治体でも実態を把握するのが難しく、保護を十分に行うことができませんでした。

この混乱を反省し、環境省は2013年にペットと共に避難することを推奨するガイドラインを策定しました。飼い主には、ペット同行避難に必要な準備を日頃からしておくように求めています。

日頃の防災準備

ペットのためのフードや水、薬を一週間分は用意しておきましょう。
飼い主の連絡先やペットの持病などが分かる身元証明書類を作っておくのも大切なことです。
日頃のしつけやワクチン接種も防災準備の1つです。
被災時には地域の人たちと協力して災害を乗り越えていく必要があります。ペットを飼ってない方々にも迷惑をかけないように、飼い主として準備を怠らないようにしましょう。

参考リンク

環境省 「ペットも守ろう!防災対策」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a.html

 

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