Go to施策が活発化するなか、東京都の新型コロナウィルス新規感染者数が連日200名を超えるなど、まだまだ油断がならない日が続きます。

東京都は、新型コロナウイルスに感染して軽症か無症状の人が、犬や猫などのペットと一緒に療養できる宿泊施設を開設したことが10月9日話題になりました。
軽症・無症状者の中にはペットの世話を理由に自宅療養を選ぶ人がいることから、ペットとともに生活できる環境を整え、宿泊療養の徹底を図り、12日から受け入れを始めるそうです。
受け入れ可能なペットは、犬と猫、それにうさぎとハムスターの4種類です。

ですが、こうした体制が整備されてきても、残念ながら全ての人が利用できるわけではありません。
もしも自分が感染してしまったときのことを想定し、ペットの生活を守るためにすべきことを、いまのうちに準備していくことが必要です。
これは災害に対する意識と同じです。

新型コロナウイルスの感染拡大は、日本が今までにない状況に置かれた「非常事態」=「災害」と捉え、減災・防災に努め、出来ることは何か確認していきましょう。

もしも新型コロナウイルスに感染してしまったら

残念なことに目に見えないウイルスが相手。
どんなに気をつけていても、感染してしまう可能性があることは否定できません。

では、実際に飼い主が新型コロナウイルスに感染してしまった場合、ペットはどうなるのでしょうか?
今回は、一人暮らしの飼い主で感染が発覚した場合についてみていきましょう。

自宅療法の場合

まず、自宅療養の場合、ペットへの濃厚接触を避けるため、お世話を最低限にします。
これは、ペットへの感染が疑われる例があること、とくに、猫の場合、咳などの症状が見られるとの報告もあることから、より注意が必要です。

また、症状が悪化し、自宅療養から入院措置に切り替わる際、ペットを預けるにしろ、誰かにお世話を頼むにしろ、濃厚接触動物であるペットを介して感染が広がるリスクを低くするためでもあります。

「最低限のお世話は何か?」
というと、ごはんとお水、排泄です。

ただし、ここで問題になるのは症状がどの程度のものなのか。ということです。
無症状の感染者はさておき、軽症と呼ばれる患者でも40℃近い高熱が続くということは、ごはん、お水、排泄をさせるのも片づけるのも一筋縄ではいかないでしょう。
特に外でしか排泄できないという犬の場合、感染がわかっているにも関わらず外に行かなくてはいけないという事態を招く恐れもあるわけです。

このような場合にできることは、

  1. ごはんの用意は一日1回、1日の全量を一度に与えるか、タイマーで蓋が開くタイプのフード容器を用意する。
  2. 水は、受け皿の水量が一定以下になると自動で水が追加されるタイプの水飲み容器を用意する。
    ペットボトルタイプにしておくと、水の量が調整しやすい。
  3. 排泄は室内で、失敗が怖いときにはサークルを用意するか、部屋全体にペットシーツを敷くことで対処。
    足をあげてしてしまうタイプの子用として、広げたペットシーツの真ん中に水を入れたペットボトルを置き、そのボトルをペットシーツで巻くようにすると良い。

といった対処ができます。
最低限のお世話を最低限の体力で行うには、これが限度です。

もちろんお世話ができそうにない場合には、ペットを預ける場所、もしくは誰かにお世話をしに来てもらうこと、を考えなくてはいけません。
動物病院、もしくはショップさんにお願いする場合には、必ず事前に連絡してください。
各病院、ショップでも今回の新型コロナウイルスに対するマニュアルを作っていらっしゃる施設があり、感染が確認された飼い主からお預かりする場合はどのような手順をとるのか決められている場合がありますから、それに従いましょう。

友人やシッターさんに来てもらいお世話をしてもらう場合には、絶対に接触しないこと、が重要です。
海外では、お世話をする人は完全防護用具を身につけること、とされていますが、今の日本では難しいと思います。
ですから、お世話は短時間で済ませ、やむを得ずペットの体に接触する場合には、可能な限りゴム手袋をしてもらうなど、最大限の警戒態勢で臨みましょう。

もちろん、一人暮らしの飼い主は他の災害においても同居している人がいる場合とは異なる大変さをはらんでいます。
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「自分になにかあったら」を常に考えて、すぐに頼れる人、場所を見つけておくこと。
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これも、ペットを守るうえでとても大切なことではないでしょうか。

 

次回も続けて「飼い主が新型コロナウイルスに感染してしまった場合」について見ていきます。

▼新型コロナウイルスを「災害」と捉えて備える~もしも飼い主が感染してしまったら~Part②ペットを預ける場合
濃厚接触動物であるペットを預ける方法と、その時のお手入れ(シャンプー)について

 


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