皆さんは、ご自身が飼っているわんちゃんの「特性」というものをご存知でしょうか?
わんちゃん1頭1頭に個性があるように、犬種には「特性」というものがあります。
その特性を知らないと、困った事態が起きてしまうこともあります。
今回は、そんな犬種の「特性」について、犬の皮膚被毛ケアリストからご紹介していきます。

小さなオオカミ「柴犬」の特性

特別天然記念物でもある柴犬は、DNA的に他の犬種よりもオオカミに近いと考えられています。
その体高はオス39.5cm、メス36.5cmで、それぞれ上下各1.5cmまでとされています。
また、公認のサイズではありませんが、「豆柴」と呼ばれる小さな柴犬もいます。

基本的には小型犬に分類されますが、トリミングなどでは中型犬の料金を頂戴していることも少なくありませんし、そもそもが中型犬と紹介されていることもあります。
柴犬の「柴」は、「小ぶりな雑木」を指す言葉といわれています。

柴犬のカラー

柴犬の毛色は赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻、稀に白があります。

胡麻とは、赤、白、黒の毛が混ざった色のことで、赤が強い色の場合は 「赤胡麻」、黒が強い色は「黒胡麻」と呼ばれています。

白色の柴は、主に黒×黒(赤×赤もあり)のカラーの両親から、およそ5~10%程度ほど生まれるとされており、残念ながら犬種標準として公認されているカラーではありません。
ただ、アルビノというわけではないようです。

柴犬の性格

一般に主人と決めた人に対しては非常に忠実で、外部の人に対しては馴れ馴れしくせず、賢く勇敢で警戒心も強いため、番犬にも適しています。

この「主人と決めた人以外に馴れにくい」という性格は、家族間でも見られます。
そのため、ごはんをくれるお母さんにはよく馴れているものの、家にあまりいないお父さんや子どもたちにはそっけない、という一面が見られる場合があります。

もともと、山あいなどで小動物の狩猟を手伝ってきた犬ですが、現在は主に家庭犬としての人気を不動のものにし、その一方で現在でも狩りやニホンザルを追い払うモンキードッグなどをして活躍している柴犬もいます。

他の日本犬種に良く見られるように、大胆で独立心が強く、頑固な面を持ち合わせています。
そのため、ダックスフンドやプードルといった西洋出身の犬種に慣れた人には訓練が難しい場合があります。

なお、番犬向きの警戒心が強い個体から、ペット向きで見知らぬ人にも友好的な個体までと性格のふり幅が広いのも特徴です。

気をつけること

柴犬には、皮膚病が多いといわれています。
その原因は遺伝的要因や食べ物など様々ですが、こまめにブラッシングするなどして、抜け毛のケアを怠らないようにしてあげましょう。

柴犬を飼っている飼い主さんはもちろん、これから飼おうかな、と考えている方は、柴犬の愛らしい見た目に隠された勇敢な猟犬としての一面を忘れないようにしてあげてください。

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犬の皮膚被毛ケアリストが解説!自分が飼っている犬の特性を知ってますか?~プードル編~
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