日本の観測史上最大となるマグニチュード9.0の地震に襲われた東日本大震災から今年で13年となります。
震災を忘れないことの大切さと共に、過去の災害を教訓に未来の災害へ活かしていかなければなりません。
そのために、ペット防災マスターから、楽しみながらコツコツと防災意識を育てましょう!というお話をさせていただきます。

アウトドアやキャンプなどを防災へ取り入れてみる

コロナ禍でアウトドアなどが注目されたのを機に、試してみよう!と思った方も多いのではないでしょうか。
しかし、慣れた方ならともかく、初心者は最初からペットを連れてのキャンプなどは少しハードルが高いかも知れません。
慣れていないと、持っていくもの、現地についてからの動きなど、人だけでも意外とスムーズにいかないものです。

そんなときは、室内キャンプや室内グランピングから始めてみてはいかがでしょうか?
もちろんお庭がある方は、庭から始めてみてもいいでしょう。
その目的は、「ペットと一緒にテントで休むことが可能かどうかを知る」ことです。
いつもと違う雰囲気に興奮するのは人もペットも一緒。
その興奮状態の中で、広いとは言えないテント内で一晩過ごすことができるでしょうか?
なにより、一晩クレート内で大人しく休めるかどうかを試してみるのも良い機会でもあります。

これが初めてのキャンプ場などの場合、万が一逃走に繋がる可能性もありますが、室内であればより安心して試してみることができますよね。
実際にキャンプ場に行く前に、ぜひ、室内キャンプなどからチャレンジしてみてください。

同じように、自宅の駐車場で車中泊をしてみても良いかもしれません。
ドライブ先や旅行先で、となると連休が欲しいものですが、庭先の車の中で1泊してみるのであれば、そう難しいことではないかもしれません。
移動が発生しないので、車に酔いやすい体質のペットでも試してみることが可能です。

ご近所の方から不審がられる可能性は無きにしも非ず、ではありますが、それこそ災害に備えて試してるんですよ!と防災意識を共有することができるかも知れません。

人目のある中でどのように他人の目線を防いでいくか、車内で人とペットがどのように休む構図を取ればいいのか、人の気配がある中で、休むことができるかどうかなど、いつもの生活圏で試してみるからこそ、避難先を想定した車中泊を経験できることでしょう。

室内キャンプも自宅車中泊も、特別なお休みも何も必要としない、日常の中にあるちょっとしたゆとり時間を使って試してみることのできる防災訓練です。
なにより、人もペットも安全に、楽しみながら防災に取り組むことができます。
ぜひ、試してみてください!

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