今年も水害や土砂災害と、すでに甚大な被害が起きています。
私が今暮らしている青森も、今までにない長雨&大雨で、もう何日太陽見ていないっけ?状態の夏でした。
もちろん、気温が30度近くまであがる日も数日ありましたが、8月末から朝晩涼しくなり、日中もひんやりする日が増えてきました。
数年に1度の割合で梅雨が明けなかったり、夏がこない(梅雨明けしないまま秋雨がはじまると夏どこいった?となります)ことがある東北北部ですが、今年も一度は梅雨明けが示されたものの、結果的に梅雨明け不明、ということに。
今年は世界でも異常気象による災害が多発している年。
9月は防災月間でもありますから、この機会に過去起きた災害を学ぶのもいいかも知れません。
ペット災害危機管理士(R)と見ていきましょう。
9月1日の防災の日は関東大震災の日
現在防災の日とされている9月1日は、1923年に起きた「関東大震災」が由来です。
関東を中心に、10万人以上もの犠牲者を出した、未曽有の災害でした。
昼時の11時58分に発生したこの地震によって、食事の準備をしていたこともあり、いたるところで火災が発生、さらに日本海沿岸を北上する台風によって、強風が吹き、瞬く間に火災が広範囲に広がったといわれています。
そのため、犠牲者の多くが焼死だったとされています。
都市部では、これを踏まえて延焼遮断帯の形成を急いでいます。
また、防災の日が制定されるきっかけとなったのは、1959年9月の「伊勢湾台風」です。
犠牲者は5,000人を超え、台風災害としては明治以降、そして、令和の現在になっても例のない、甚大な被害をもたらしました。
特に被害をもたらしたのは「高潮」。
895hPaという猛烈な勢力のまま日本に近づいたことから、暴風による吹き寄せと、低気圧による海面の吸い上げ効果により高潮が発生、そこに、大雨も加わり、被害が拡大したと考えられています。
台風は毎年発生するものの、必ず同じ地域が被災するわけではありません。
しかし、地震は周期があり、防災の日の由来となった関東大震災をはじめとした関東近郊を発生源とした海溝型巨大地震は、200年~300年周期とされています。
1923年の関東大震災の前は、1703年の元禄関東地震、その前は1498年の明応関東地震など、照らし合わせても周期が一致しています。
1923年に200年を足すと2123年。
まだ100年の猶予があるように思えますが、あくまでも周期であって、それがはずれる可能性もありますし、自分たちの次の世代が巨大地震の被害にあることだって想定されます。
防災は、未来に備えるだけでは不十分です。
過去起きた災害を知り、なぜ被害が大きかったのかを理解し、その上で今起きたらどうするのかをみんなで考える必要があります。
まずは、自分が暮らす地域で過去に起きた災害を学ぶことから防災を始めてみてはいかがでしょうか?
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