GW最中の5月1日、宮城県で震度5強の地震があり、大きな被害は無かったものの、仙台市内で水道管破損や東北新幹線の運転見合わせなど、影響が残りました。
いまだ日本各地で新型コロナ新規感染者数が増加しているなか、自然災害も待ってはくれません。
新型コロナの登場により、自然災害に対して防災のあり方も考えを改めないといけない局面を迎えています。
なかでも、災害から安全を守るための避難所で、三密回避やソーシャルディスタンス確保をはじめとする様々な課題が浮き彫りになっています。
自分たちで出来ることは何か?ペット災害危機管理士(R)と、避難所での感染リスクを下げる方法と、持っていくものを確認してみましょう。

避難所で新型コロナウィルスへの感染リスクを下げるには

避難所への避難を余儀なくされた場合であっても、新型コロナウィルスへの感染リスクを最小限にとどめたいものですよね。
そうした場合、とくに気を付けた方がいいのは
●トイレ
●お風呂や脱衣所
●食事の配給の列
●床
だそうです。

トイレや食事配給の列などは、人が密集しやすい場所として分かりやすいし、避けようと思えば避けることもできますが、床、というのはなぜなのでしょう。

ある調べで、感染者のくしゃみなどによりウィルスが含まれた飛沫が床に飛び散り、体育館などの表面では数時間ウィルスが生存できることが判明したそうです。
そうして床に落ちたウィルスは、空気の動きやほこりなどと一緒に床上約20cmほどまで舞い上がるそうです。
そのため、こまめな掃除が求められますが、実際に避難所で生活するとわかりますが、こまめな掃除は夢のまた夢。必要なことはわかりますが、状況がそれを許しません。

対応としては、段ボールベッドなど高さのある資材を用いた避難所生活が望ましいですが、それすら無理なときは、持参した荷物や段ボールなどで少しでも他の人との距離を取るように配慮しましょう。

感染予防として持っていくもの

まず、体温計とマスク、アルコール消毒などを用意しましょう。
そして
●ウィルスを持ち込まないための上履き
●手拭き用としてキッチンペーパー
●ウィルスが付着しているかもしれないティッシュや手を拭いたゴミを捨てるためのごみ袋(小さめのものを用意し、こまめに捨てましょう)

暑い時期であればうちわや小型扇風機、ハンディファンなどもあると便利です。
もちろん寒い時期であれば防寒具は忘れずに!
防寒具は避難所にももちろんあるとは思いますが、1人ひとりで用意し持っていけば、使いまわしによる感染拡大を防ぐことができます。

これまではペットと一緒の避難生活をどのように送るか、が求められてきましたが、今後は新型コロナウィルスと向き合いながら、どのようにペットとの避難生活を維持していくか、が重要となります。

次回は、分散避難と車中避難についての注意点などをまとめてご紹介します。コロナ禍における避難準備を見直す際に参考にしてみてください。

▼次の記事はこちら
【ワンポイントアドバイス】新型コロナウィルスを踏まえての新たな防災準備②~分散避難と車中避難~

 

 

 

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新型コロナウィルスから考える「目に見えない災害」

 

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