日中は暖かいものの、朝夕は冷え込むことも多くなってきました。
我が家から見える山の上は、最近になって初冠雪を迎える時期にもなってきました。
とはいえ、日本は南北に長い列島。まだまだ暖かい地域も多いことでしょう。
今回は、寒くなると運動不足になりがち、という犬向けに、自宅で楽しめる運動をSAE公認家庭犬訓練士からご紹介します。
椅子や踏み台とバスタオルなどを利用した簡単トンネルくぐり
タオルを使った遊びといえば、その下におやつを隠したノーズワークが有名ですが、今回は運動も兼ねるということで、椅子や踏み台にバスタオルなどをかけてトンネル状にし、その下をくぐらせるという遊びはいかがでしょうか?
ただこれ、やろうと思ってもすぐに上手に遊べるかというとそれは難しいかもしれません。
なぜなら、ほとんどの犬は先の見えない状態に身構えてしまうからです。
そのため、何度か練習が必要となります。
<やり方>
椅子の座面、もしくは踏み台の足置きの部分にタオルをかけます。
このとき、トンネルの入り口と出口は見通しの良い状態にしておいてください。
一緒にトレーニングできる人がいる場合には、1人が入り口付近で犬の体を軽く支え、勝手にくぐっていかないようにします。
そして、もう1人は出口付近で犬を呼ぶ体勢を作ります。
「ハウス」や「くぐれ」というコマンドと同時に、くぐらせます。
上手にできたらたくさん褒め、ご褒美(おやつやフード、おもちゃ)などを与えます。
最初はこれを何度か繰り返します。
躊躇なく、くぐれるようになったら、出口付近のタオルをトンネルの上部3分の1程度隠れるくらい垂らします。
その状態でくぐる練習を行います。
それが上手にできたら次は半分覆い隠すようにし、それもクリア出来たら出口の3分の2を、最終的にはすべてをタオルで覆い、出口部分を完全にタオルで覆います。
これは、ドッグスポーツの1つであるアジリティという障害物競走の中にあるソフトトンネル、という障害物を模しています。
1つの椅子で上手にできるようになったら、椅子を繋げてトンネル部分の距離を伸ばしても楽しめるでしょう。
犬の個体差もありますが、物を使った遊びは、準備しなくても上手にできる場合と、ある程度トレーニングしてから楽しんだ方がいい遊びがあります。
本格的な冬を迎え、毎年運動量の低下が気になる場合には、冬が始まる前から室内で出来そうな遊びの練習を始めると、遊びたいな、と思った時に難なくチャレンジすることができるでしょう。
練習する過程も楽しみながら、運動不足に備えて準備を始めてみてはいかがでしょうか?
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