【ワンポイントアドバイス】愛犬と楽しむアウトドア（夏～秋編）

8月も終わりを迎えようとしている中、まだまだ残暑による暑さが続きますね。
歳時記の定義では8月8日～9月7日を「秋口（秋の始まり）」と定義されていますが、近年は猛暑日が長引くことが多く、まだまだ気分は夏真っ只中といったところでしょうか。
とはいえ、9月下旬～10月になれば涼しい気候となり、過ごしやすい秋の訪れを感じる日が増えるかと思います。
涼しくなるとペットとお出かけを楽しみたいという方も多いことでしょう。
今回は秋口に最適なペットとのアウトドアに関して、ペット・トラベルアドバイザーから楽しみ方や注意点をお話したいと思います。

ペットとのお出かけに最適な季節が到来

さて、まず秋は「行楽の秋」とも呼ばれ、ペットとお出かけを楽しむにも最適な季節といわれています。
理由としては涼しい季節のため、基本暑さに弱いペットたちにとって暮らしやすく、空調設備にも頼れない外でも過ごしやすいからです。
しかし残暑の暑さは勿論、逆に急な冷え込みで寒さに見舞われる可能性もありますので、計画の段階でお出かけ予定日の気温や天気予報を確認しましょう。

キャンプ

アウトドアといえばイメージに挙がりやすいのはキャンプでしょうか。
普段アスファルトのお散歩が多くなりがちな愛犬を連れて、大自然を楽しんでもらったりと魅力が多いですよね。
注意点として、まずはペット同伴可かを事前に確認します。
そしてキャンプ場ではフリーにせず、常にリードコントロールをしましょう。
これは他のキャンプを楽しむ方への必要不可欠な配慮であり、事故やトラブルを防ぐために徹底しましょう。

またキャンプ場は食べ残し、犬にとって有毒な植物や山菜など拾い食いの危険性が高いため、愛犬から目を離さないことが鉄則です。
前述したとおり、秋は行楽シーズンですのでキャンプ場利用者も普段より多くなります。
ドッグランなど犬を自由に遊ばせることができる施設を併設しているキャンプ場もありますので、必要に応じて事前に調べてキャンプ場を選びましょう。

トレッキング

犬を連れてトレッキングも良いアウトドアになります。
山道で自然を楽しみながら良い運動にもなり、犬にとって良い刺激になると思います。

しかし、傾斜を長く歩くことになるので、愛犬の体格や運動量を考慮して場所は決めましょう。
途中でばててしまった愛犬を抱っこしながら帰宅…なんてことになれば自然を楽しむどころではありませんよね。

注意点として、キャンプ同様にペット同伴の可否を確認し、排泄物の処理や愛犬のコントロールは徹底しましょう。
周囲の人が必ずしも犬が得意ではないことを忘れないように…

便の持ち帰りは勿論ですが、マーキングも周囲の人からすれば良い印象ではないかもしれません。
マーキング癖がある子は、マナーウェアの装着をすると心配なく楽しめます。

また、自然の中を歩くため自身の衣服や、犬の身体に植物の葉や種が付着することがあります。
身体に付いたものはこまめにその場で払い落し、他の場所へ持ち込んでしまうことがないように注意します。
これは生態系を守り、むやみに植物を外部に持ち運ばないためというトレッキングにおける必須マナーです。

そして植物の他に野生動物も、過ごしやすい気候や豊富な食料を求めて活動が活発になるといわれています。
遭遇した時には愛犬をコントロールし、むやみに刺激してしまうことがないようにしましょう。
そのまま驚いて逃げてくれればいいのですが、危険を感じて攻撃されてしまう可能性があります。

最後に

これからの季節はペットとお出かけを楽しむには最適ですが、同時にお出かけをする人たちが多くなります。
周囲への配慮はペット同伴者として当然の必須マナーになります。
まだペットとのアウトドアの経験がない方も、少し足を延ばして普段と違ったお散歩を楽しむだけでも、思い出の一つとして残ると思います。
マナーを守り、是非この機会にペットとの思い出作りにお出かけをしてみてはいかがでしょうか？

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