コロナが少し落ち着きを見せていることに加え、これまでの経験を踏まえた感染対策を講じることで、3年ぶりに開設する海水浴場が日本各地で取り上げられています。
楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
なかには、愛犬を連れて海のレジャーを楽しもうと計画している方もいると思います。
しかし、海について、皆さんはどれだけ知っていますか?
愛玩動物救命士が解説する、守らなければいけないルールや犬への危険性などを把握した上で、夏のレジャーを楽しみましょう!
海水浴場では「ペット禁止」の場所も多い
たくさんの人が集まる海水浴場。
人との間隔を取ることでコロナ下でも楽しむことが出来るとはいえ、その場に留まる人もいれば、動く人もいて想像以上に混雑することが予想されます。
さらに、海に来ている、という高揚感も手伝って周囲を確認することを怠りがち。
そんな中で、人の視界よりはるかに下にいる犬の存在は、街中を歩くよりもさらに人の目に入ってきません。
他の人に踏まれたり蹴られたりといった事故が発生しやすい場所でもあります。
また、砂浜でのうんちやおしっこなどの問題もあるでしょう。
海水浴場では、犬やその他のペット禁止としているところも意外に多いです。
最善なのはその海水浴場の管理事務所に連絡し、確認すること。
砂浜を散歩するくらいなら良いが海には入れない、散歩することすら禁止、といったことがあるかも知れませんから、事前にしっかりと確認をしましょう。
砂浜は危険がいっぱい
皆さんも経験があるかもしれませんが、夏場の砂浜を素足で歩くのはちょっとした拷問です。
表面温度が60℃近くになることもあるとか。
そんな中を、海に入るまでとはいっても歩かせると、足裏を火傷しかねません。
また、直射日光や砂浜の照り返しによる熱中症も心配です。
人が海に入って気持ちいいと思える気温は犬たちにとって暑すぎます。
犬たちと思いっきり海を楽しみたいなら、人には少し肌寒いくらいでないと難しいのが現実です。
また、砂浜には貝殻をはじめとして、色々ゴミが落ちているものです。
流れ着いたゴミ、浜辺でバーベキューをして、ゴミをそのまま放置して帰るという非常識な話を聞くこともありますよね。
そうしたもので足をケガする、誤飲することなどが考えられます。
海水が危険なこともある
そもそも海水が犬の身体に悪影響を及ぼすことがあります。
海水の塩分による嘔吐、下痢、それが引き起こす脱水症状をはじめとして、重度の脳障害や心臓、腎臓へのダメージ、大量の水分を摂取することによる水中毒の可能性もあります。
海に入ったあとですぐに体調不良などの症状がみられ、数時間後に回復、しかし、数日経つと愛犬がぐったりして呼んでも反応しないといった症状が見られた時には、すでに手遅れだった、という話もあります。
また、塩分(ナトリウム)による影響が危険とされる心臓疾患などは、少しの塩分ですら病気の進行を早めたり発作を起こしてしまうので、疾患を患っている犬は海水浴に連れていく事はあきらめましょう。
ほかにも海で溺れる、危険な海洋生物など挙げればキリがありません。
海を楽しむためには海の危険を知り、安全に楽しく遊べるように工夫をしましょう。
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