桜の開花や満開、すでに散りつつある地域もあれば、いまだ桜の開花には至らず、ともすれば雪がちらつく地域すらある。
しかも、花粉もまだまだ猛威をふるっており、一段と外に出るのが億劫な今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

実は・・・・
年末に保護した野良の子猫から、マンソン裂頭条虫がでまして。
一応保護してすぐに動物病院で駆虫薬を処方してもらったのですが、このマンソン裂頭条虫、なかなか落ちにくいことに定評のある内部寄生虫のようで、今回お薬2回目でございました。

お尻から垂れ下がる虫、というのはなかなかなインパクトですよね~。
このマンソン裂頭条虫、猫から猫、猫から人への感染はないといわれていますが、もしかしたら他にも内部寄生虫の恐れがあるため、念のため順番にうちの子たちは駆虫のために病院へ通院中です。

我が家で起きた寄生虫騒動ですが、気温が上がり始めるこの時期、ノミやマダニは一気に活動を活発化させます。
特にノミは室内でも繁殖でき、マダニは都市部の公園や植え込みにも生息しています。
「完全室内飼いだから安心」と思われがちですが、洗濯物・人の衣服・玄関からの持ち込みなど、家庭内に入るルートはいくつもあることをご存じでしょうか。

そもそも寄生虫は「外」よりも、むしろ家の中で増える環境が整いやすいことがあります。
例えば、ノミが好む場所として、カーペットの継ぎ目、ソファの下、ペットのベッドや毛布、日当たりの良い窓際などがあげられます。
マダニが入りやすい場所としては、例えば玄関マット、ベランダの植木、帰宅後の衣服やバッグに潜んでいることもあるのだとか!
ノミの大きさは1~3mm程度と言われていますし、吸血前のダニは2~4mm程度。
どちらもぱっと見ではわかりにくいですよね。

もちろん定期的に動物病院へいって予防するのが一番ですが、それと同時に今日からできる「家庭での寄生虫対策」を3つ、ご紹介します。

① 掃除機は「広く」より「狭い場所」を重点的に!

ノミの卵や幼虫は、暗くて湿気がこもる場所に集まりやすいため、ソファ下やカーペットの端、ケージ周り、ベッドや毛布の下などを重点的に、掃除機をかけるようにするといいでしょう。
仕事や学校で忙しくて毎日徹底した掃除機掛けは大変、という場合には、週1回の徹底掃除だけでも、環境中の寄生虫数を減らすことはできるでしょう。

② ペットの寝具は“熱”でリセット!

ノミやダニは熱に弱く、60度以上の熱で死滅するため、熱湯消毒や乾燥機が非常に有効です。
ペットが使用した布団、クッション、毛布などは、60度以上のお湯で洗濯するか、乾燥機(約50℃〜60℃以上)で30分以上加熱すると効果的に駆除できるといわれています。
ご自宅に乾燥機がある場合には定期的に使用するとよいでしょう。
コインランドリーの場合、「ペット用品は不可」としているところも多いようですから、もし利用を検討される場合にはペット用品もOKかどうか必ず確認するようにしてください。

③ 玄関・ベランダの「持ち込みルート」を遮断!

玄関マットはこまめに洗濯すること、帰宅後は衣服を軽く払うこと(花粉対策にもいいですよね)、ベランダの植木は剪定して風通しを良くすること、犬などの散歩後はブラッシングでチェックすること、などを徹底することで、ノミやダニの持ち込みを少なくすることが可能でしょう。
特にマダニは、衣服に付着して室内に入ることがありますし、人にとっても脅威となる感染症を媒介することもありますから、油断は禁物です。
寄生虫は人にとってもペットにとっても脅威となります。
とはいえ、家庭での対策だけでは不十分です。
定期的な動物病院での予防と家庭対策の併用が最も効果的といえるでしょう。

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執筆


佐藤 麻衣
一般社団法人全日本動物専門教育協会 家庭犬訓練士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 動物介在福祉士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認家庭犬訓練士教師
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認動物介在福祉士教師

長年動物の専門学校で教鞭をとり、犬のトレーニングや動物介在福祉活動などに従事。現在は大学や専門学校、国内初の官民協働PFI刑務所の職業訓練プログラムに於いて、トレーニング技術を教え、一般の飼い主に向けても資格取得に向けた講座やペット防災のための犬のトレーニングなど様々なセミナーで活躍。

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