2月は節分やバレンタインなど食べ物に関するイベントが増える月です。
そんな中で、「初午(はつうま)」という行事をご存じですか?
今回は、季節の行事を愛犬と楽しむ方法を犬の管理栄養士より、ご紹介します。
まず、初午とは?
初午とは、2月最初の午 (うま)の日のことで、2023年は新暦の2月5日(日)が初午にあたります。
この日には、古くから「稲荷詣で」をする風習があり、各地の稲荷神社には、例年でしたら初午祭が行われるところも多くみられ、豊作、商売繁盛、開運、家内安全を祈願します。
ただし、神社等では境内に犬を連れていくことを禁止していることもあるため、もし愛犬同伴で参拝してみようと考えてた時には、事前に確認をとった方が良いです。
(特にお稲荷様は狐と縁が深いため、犬と仲が悪い、と考える地方もあるそうです)
初午を愛犬と楽しむ方法
もちろん、稲荷詣でをしなくても、初午を愛犬と楽しむことはできます。
それは、「稲荷ずし」です!!
市販のお稲荷さんでは味付けが濃く、犬には適しませんが、油揚げから調理して、愛犬用に稲荷ずしを作ってみてはいかがでしょうか?
【作り方】
1.お揚げを油抜きした後、2センチくらいの幅にカット。
2.そこに炒っただけのトリそぼろと刻んだ桜エビを混ぜたものをくるむ。
★黒ゴマを少しだけ振りかけたり、彩りが欲しい時にはキャベツやレタス、枝豆を茹でて刻んだものを、上記の鳥そぼろと桜エビに混ぜたりしてもいいです。
ご飯が大丈夫な子はご飯で作ってあげてもいいでしょう。
我が家の愛犬はご飯にまったく興味がなかったので、ご飯の代用品として鶏肉を使っていました。
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猫用にアレンジもOK
実はこれ、猫が食べても大丈夫なメニューです。
ただ、猫の場合、油揚げが大きすぎると食べにくい場合がありますから、ちらしずし風にお揚げを刻んでそぼろと桜エビに混ぜ込んであげた方が食べやすいです。
他にも、お出汁を取った後のいりこや煮干しの身をほぐして混ぜたり、鰹節を少し振り替えたりバリエーションは様々。
ただ、乾物は意外と塩分が多いので、与えすぎには注意が必要です。
また、猫は犬に比べるとどうしても食に厳しい子が多いですから、もし食べなくても一緒にお稲荷を楽しんだ、という雰囲気を味わうのもいいでしょう。
最後に、注意点
もちろん、犬でも猫でも、病気などのために決まったご飯しか食べられない子には厳禁ですし、アレルギーがでる可能性もあります。
不安なときはかかりつけの獣医師、動物病院に確認してからにしましょう。
もしくは与えてから数日間は、お腹の調子や身体をかゆがることがないかなどに気を配るようにしてください。
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