【ワンポイントアドバイス】ペットと楽しむ年末年始　年越しそば編

今年もあと数日で終わりという時期になりましたが、皆さん年越しに向けたご準備は順調でしょうか？
仕事納めや大掃除など、人によって片づけなくてはいけないものが様々で、落ち着かず忙しい時期かと思います。
筆者も家の大掃除をしようと考えつつも、年末ならではのバタバタした状況に後へ後へと回してしまっております。
今年やることはしっかりと年内に納め、気持ちよく新年を迎えられるようにしたいですね。

愛犬と過ごす年末年始の注意点

さて、年末年始はお雑煮やおせち料理など、いつもと違った食事を楽しむご家庭が多いかと思います。
食事を楽しむ傍らで愛犬が物欲しそうに見ていれば「一口くらい…」という思いからおすそ分けしたくなってしまう気持ちもわかりますが、基本的に人の食事は犬にとってNGとなります。
たとえ犬も食べて良い食材であっても、味付けなどで塩分や糖分が多く含まれています。
人の料理は犬に危険を及ぼす可能性があるということを忘れてはいけません。

犬と楽しむ年越しそば

では、愛犬にも楽しんでもらえる食事はどんなものがあるでしょうか。
その一つが「そば」です。
年末には自宅でそばを茹でて、年越しそばを楽しまれる方も多いことでしょう。
犬も、しっかりと茹で味付け無しの状態で、少量であれば食べられます。
数本を味見程度にあげるか、もしくは刻んでいつものフードのトッピングとしてあげても喜んでくれるかと思います。

しかし、めんつゆや薬味に使われる一味・わさび・青ネギは、犬の消化器にダメージを与えてしまう他、中毒症状を起こすなど危険がありますので、必ず味付けがされていないものをあげてください。
また、そばアレルギーや小麦アレルギーを持っている犬は、絶対にあげないようにしましょう。
最悪の場合アナフィラキシーショックによって命の落とす危険があり、少量でもアレルギー反応を引き起こす可能性がありますので、事前にアレルギーを持っていないかを検査しておくことがベストです。

たとえアレルギーを持っていなかったとしても、食べ慣れていないと胃が驚いてしまい、下痢などの消化器系の症状が出る危険がありますので、ごく少量からあげて様子をしっかりと見守るようにしてください。
年末年始は受診できる動物病院も限られてきます。
ペットにもしものことがあったときのために、あらかじめ受診可能な病院を調べておくことも重要です。

せっかくの年越しだからペットと食事の楽しさを共有したいという気持ちは、飼い主であればごもっともな想いです。
しかし、特別な食事にこだわらずにちょっといいペット用おやつを準備するだけでも、十分に年越しの特別感を楽しんでくれることでしょう。
2023年の残り僅かとなりましたが、ペットと共に元気に過ごし、よいお年をお迎えください。

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