雷は夏・冬を問わず発生しますが、太平洋側は夏に多く、日本海側では冬に多く観測されます。
夏のいまの時期は天気の急変で激しい雷雨になることが多く、8月12日と13日関東地方では落雷によってあちこち停電した地域も。
今回は犬猫飼養アドバイザーより、雷が苦手な犬猫のトレーニングと対処についてお話します。

雷に慣れる子、慣れない子

犬や猫の中にも、雷が大の苦手!という子たちは多くいます。
突然鳴る大きな音に、どうしても恐怖心を抱いてしまうのでしょう。
こうした雷に慣らすトレーニングとして、録音した雷の音を最初はボリュームを絞って聞かせ続ける、というものがあります。
実際に試してみた方もいるかと思います。
これで効果が得られる子もいれば、いつまでたっても慣れることが出来ない子もいます。

それはなぜなのか?
雷が鳴るのは、何も本当に突然鳴るわけではないからです。
例えば辺りが急に暗くなる、気温が下がる、雨が激しくなるといった私たちにもわかる変化もあれば、気圧が下がる、空気中のイオンに変化が現れるなど、私たちにはなかなか気がつくことができない変化もあるのでしょう。
録音した音に慣れにくい犬や猫は、そうした変化を含めて恐怖を感じている可能性があり、一概に音や光に慣らすだけでは解決できないこともあるのです。
また、録音し再生する音と、実際の音の差異が慣れにくさをもたらしている可能性もあります。

ではどうすればいいのか?

録音トレーニングで改善できないのであれば、あとは対症療法です。
一緒にいるときに雷が鳴り、目の前で恐怖反応を示すようであれば、まずはそれをどうにかしなければなりません。
これは、恐怖の度合いによって対処が変わってきます。
びっくりして硬直する、震える、といった姿を見せる子では、飼い主さんがそばにいて、優しく声をかけたり、身体を触ってあげるなどを続けるうちに、安心できるようになります。
このとき注意してほしいのは、飼い主さん自体が必死になる必要はないということです。
感覚としては、本当に、何気なく、「大きな音してるね~、いつやむかな~」くらいののんびりさで十分です。
ここで必死になって抱きしめたり、声をかけ続けると、余計に恐怖心をあおることもあるので要注意!
飼い主さんがいかに落ち着いていられるか、がポイントになります。

恐怖のあまり暴れてしまう、パニックを起こして飼い主さんの声にも反応しない、という状況では、落ち着かせるどころではありませんし、飼い主さんはもちろん、犬や猫自身にもケガなどの危険が伴います。
それほどまでの恐怖反応を示す子には、動物病院に相談し、精神安定剤などのお薬を処方してもらうといった手段も必要になってきます。
もちろん、お薬を飲ませる場合は雷が鳴ってからでは遅い場合もありますから、ある程度雷の予報が出ている時に前もって飲ませる必要があるでしょう。

雷は、人間でも苦手な人が多い気象現象

一緒に怖がって一緒にその時間を乗り切るもよし、録音トレーニングを試してみるもよし、じっくり改善に取り組むもよし。
雷でお困りの方は、ぜひ色々試してみてください。

 

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