2020年は7月までは台風発生数が平年に比べて少なくなっていましたが、8月に入ってからすでに台風が5個発生するなど、平均的な発生ペースに戻っています。
沖縄~九州など南の地方の方は、くれぐれもお気をつけください。
台風に限らず、自然災害の影響は、人間より数倍も動物たちが過敏に反応します。
【獣医師からの健康注意点】夏の風物詩「花火」の大きな音にご注意 でも取り上げましたが、犬の聴覚(猫の聴覚も)は人間のものよりも発達しています。
今回は、台風や自然災害を怖がる犬猫への対処についてお話します。
【不安時の症状】
- 過敏になり、飼い主さんを咬んだりすることがある。
- 大きな音や声を非常に怖がる。
- 周囲を見渡し、キョロキョロし落ち着かなくなる。
- 人から離れなくなり、飼主さんのあとをついて歩く。
- 眠りが浅くなる。
- 細かい震えが止まらなくなる。
- 足先などをいつも舐める。
- 食欲不振になる。嘔吐する。
- 痢や血便をする。
- 猫はおしっこが出なくなる。
このような症状がみられても、決して慌てないで、大声で指示したり、叱ったりしないでください。特にお子さんが叫んだり騒いだりすると、ペットは興奮し動揺します。
【飼い主が気をつけること】
- ドアの開け閉めは気をつけて静かに行う。
- 食器やその他のものをなるべく落とさないようにする。
- 昼夜を問わず、できるだけ抱きしめるようにする。できれば夜も一緒に寝てあげる。
- 余震などが起きても、飼い主さんが動揺しない。落ち着いて行動する。
- いつでも新鮮な水が飲めるようにしておく。
- ご飯はいつもより少なめに。ドライフードならお湯でふやかすなど、消化しやすいようにして与える。
まずは、飼い主さん達家族が落ち着いて、冷静になりましょう。
飼い主さんや家族が慌てないためにも、普段からの備えや避難訓練など積極的に行いましょう。
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